なつかしのフォーク・・・「友よ」

hitto2007-09-29

阪神タイガースの援護射撃で、巨人ジャイアンツにマジック「2」が点灯した。やった〜!


なつかしのフォーク・・・1968・・・岡林信康「友よ」
友よ ・・・作詞、作曲・・岡林信康

凄く短い歌詞だ、その時代の若者は、見えない答えを求めて声を張り上げて歌った。
先は見えないけど、友達との連帯感が強く結ばれ、ギターが一本あれば皆が肩を組んで歌っていた。メロディー、歌詞ともに抜群の浸透力を持つ。
私にとっては、カリスマと言われていた以上にカリスマ的な存在(岡林さんが)だったが、歌は、心に染みついている。

友よ〜で始まるのが良い。
一緒に歌えば、もう親友になった気分になるし未来に希望を持たせてくれる。
具体例は何もないが、若者は皆「闇」の中にいると錯覚してしまっている。
誰もが、苦しみもがき、報われる日を待ち望んでいる。

「この曲は、その当時の学生たちのデモや集会で必ず歌われる闘争のテーマ曲となっていた」と音楽評論家の富沢一誠さんが言っている(読売新聞)

私が思春期を迎えた頃より、前のことだが、私が歌っていた頃にはもう、岡林さんの手から離れた平和なメッセージソングのような感じだった。

「チューリップのアップリケ」や「山谷ブルース」「手紙」等の曲は、岡林信康さん本人の声で歌ってこそ心に響くのだが、「友よ」は、フォークを愛する皆が声を合わせて歌ってこそ心に響く。  特に輪唱になるところは、鳥肌がたつほど気持ちが高揚する。
歌うことで、大きな力が沸くのを無意識に感じ、何も変わらずとも前向きになれる歌だった。

わたしの中では、単なる懐メロソングと言うより違った位置づけがされている。
多分、聞く曲ではなく、歌った曲という感覚が強いからだろうか?
解釈を変えて歌えば、教科書に載っても良い曲だと思う・・・もう、載っているのかもしれないが・・・?