青春のフォークソング・・・チューリップのアップリケ

hitto2008-08-12

オリンピック開幕から睡眠不足が続いている。
裏番組の録画は増える一方だけれど、見る時間がない。ゆっくりパソコンに向かう時間が欲しいのに思うようにいかない。それでも何とか更新しているのだから良しとして・・・今日も一日頑張ろう!


土日不規則で出勤しているお父さんは、お盆休み(14日〜)までを指折り数えて出勤している。
先週は休み無しで働いているのだから体力気力の消耗は限界まできている。

それに控え、家の中でダラダラ出来る私なのに暑さや忙しさのセイにして愚痴ばかり並べている。
真っ昼間のリアルタイムで甲子園やオリンピックをテレビ観戦出来るなんて、何という贅沢な・・・主婦の立場に胡座をかいているだけの能なし女と言われてもしょうがない。


真っ先に見た録画は、「大集合!青春のフォークソング」NHKBS2・・・今回は今までと少し違う・・・それまでの出場歌手も大勢出演しているにはしているが、何て言ったって岡林信康さんの出演効果は大きい。
いつもの懐メロフォーク番組と違うオーラが漂う。

大勢の出演フォーク歌手とあまり同席しない海援隊谷村新司さん、それに加川良さんまで、岡林信康さんが歌うまでの長い前座のようにも感じてしまった。
個人的には加川さんにも、もう少し時間をとって欲しかったけれど。


南こうせつさんと、イルカさん(二人は司会)それに谷村新司さんが加わり「フォークの神様」と紹介・・・いよいよ岡林信康さんのステージ。
それを受けて「私が神様です・・・お賽銭の用意を宜しく」とドッと会場が沸く・・・ギター一本抱えてお馴染みの「山谷ブルース」ワンフレーズを歌い出すと、演奏を止め観客に、もっとドッと盛り上がるようにと言う。
それを聞いている観客席からも楽しげに笑い声が弾ける・・・「たったひとつのヒット曲なので・・・」と言ってまたうける。


だいたい演奏を中断して観客とコミニュケーションをとるなんてNHKのステージでは無いに等しいことです。それを難なくやってしまえるところが神様たる所以かな・・・なんて勝手に解釈。

それを受けて演奏が始まると会場が大きく歓声を上げる・・・と演奏が始まると今度は「歌が始まってから・・・」と言って、笑いの渦・・・もう歌い出す前から岡林信康さんのペースにはめられている。見ている私も引き込まれている。

さあ、今度は完璧な大声援・・・気持ちよく歌い出すかと思ったら、「気持ちいいね〜」と言って再び頭から・・・本当に気持ちがひとつに盛り上がって気持ちよさそう、客席からは大きな声援と手拍子が・・・。

とてもとてもこの曲のイメージには相応しくない明るい手拍子・・・まさしく、待ってました神様!の気持ちの表れだった。それに艶のある声にもやられてしまう。

「どうも歌いにくい手拍子をありがとうございました・・・」と再び笑いを誘う。「チューリップのアップリケ」しんみり心にしみる・・・あの頃子供の思いで聞いて歌っていた曲が、今は帰らないお母ちゃんの気持ちになってしまう。
続いて「君に捧げるラブソング」「虹の舟唄」と大盛り上がり。
冗談か・・・誠か?・・・「今度お会いする時は、紅白で」何て言って演奏を終える。


「私たちの望むものは」「友よ」「手紙」・・・まだまだ聞きたい曲がある。
エンディングの曲「あの素晴らしい愛をもう一度」出演者が勢揃いしていたが、岡林さんの姿はない・・・やはり岡林さんは別格の地位か・・・柄じゃない。