ゆきどまりのどっちらけ

hitto2009-02-02

某FM局にリクエストしてみました・・・その番組に始めて出したメールでしたが、ボツにされてしまいました・・・残念・・・それはさておき、番組のパーソナリティーが、今の状況を嘆くなら誰か歌にしないかな?なんてことを話していて・・・本当そうだよな・・・なんて思ってしまいました。
きっといるのでしょうがメジャーにならないだけかもしれない。
最近の歌を知らない私が、ふと昔を懐かしんで、そんな歌があったよなあ・・・と。
数少ない記憶の曲を辿り、最初に浮かんだのが「元気です」の吉田拓郎さんや岡林信康さんや加川良さんだったり・・・。

たどり着いたらいつも雨降り」1972 作詞作曲:吉田拓郎 

疲れ果てていることは
誰にもかくせはしないだろう
ところがおいらは何のために
こんなに疲れてしまったのか
今日という日が そんなにも大きな
いちにちとは思わないが
それでもやっぱり 考えてしまう
ああ このけだるさは何だ

吉田拓郎さんが唄うよりもモップス鈴木ヒロミツさんの声が渋くて印象的でした。

加川良さんのアルバム「教訓1」には強烈な歌詞の曲が多く収められています。


「教訓1」1971年 作詞作曲:加川良
命はひとつ 人生は一回
だから命を棄てないようにネ
慌てるとつい フラフラと
御国のためなのと 言われるとネ
御国は俺達 死んだとて
ずっと後まで残りますヨネ
失礼しましたで 終わるだけ
命のスペアはありませんヨネ



「できることなら」 作詞作曲:加川良

小さくなって暮らしましょうよ
うす目を開けて 歩きましょう
小股 内股 背をかがめ
必ず両手は ポケットに
女々しく 女々しく 暮らしましょうよね



このアルバムの中にシバさんの作詞作曲の曲も
「悲しい気持ちで」
いくら歩いても   いくら歩いても
悲しい気持ちは かわらない  ああ まっぴらさ
せまい 4帖半で   せまい 4帖半で 
足腰 たたねえ  ああ まっぴらさ 
パンとラーメンで パンとラーメンで
毎日 パンとラーメンじゃ   ああ まっぴらさ 
寒いのはもういやだ  寒いのはもういやだ
おいらのハートは カチカチさ  ああ まっぴらさ
だけど おいらにゃ足がある   おいらにゃ足がある
どこでもいかれる  足がある ああ まっぴらさ

他にも高田渡さんの「あきらめ節」とか「ゼニの効用力について」等々アクの強い曲が。
そして「山谷ブルース」「流れ者」「私たちの望むものは」数知れない・・・岡林節。



「ゆきどまりのどっちらけ」1970年 作詞作曲:岡林信康

これは 終わりなのか  これは 始まりなのか
おれは 死んでいるのか  おれは 生きているのか
やることがない  とても退屈な どっちらけ
何度もサヨナラをして 何度もこんにちはをした
だんだん追いつめられて  とうとう行くところがない
行き止まりの  何もない  どっちらけ
今は夜なのか  今は朝なのか
まだ明るくはないが  もう充分暗い
そろそろ何かが   見えてきてもいいはず
そろそろ何かが   見えてきてもいいはず



現代は歌に変わってネットで自己表現している若者・・・歌にするといいのに・・・

時間が尽きてしまいました・・・また後日。