朝のゴミ出しの時、空からチラチラ雪が舞っていた。
雲っているわけでもなく、朝日が当たって、物凄く寒いのだろうが、気持ちは嬉しくなってしまった。
初雪か?
やっぱり雪を見るとワクワクする。と同時に古里札幌を思い出す。
もっと降れ降れと言いたいが・・・アスファルトに到達するまでもなく解けて消えてしまった。
ほんの数分だったのだろうか?
札幌にいる時も初雪は、いつも嬉しかったなあ。
それが、2月ともなると、うんざりだったが。
吹雪の寒さは半端じゃないし、完全装備で向かわなければ、外へは出られない。
だけど近頃の札幌の若者は、真冬でもコート無しでマフラーだけだったり、女の子も超ミニスカートで、すねが丸出しだったり、おしゃれのつもりかもしれないが、危険過ぎる格好の子をよく見かけた。
地下鉄に地下街、直結したビル。
直結してないまでも、少し歩けば、暖房の効いた建物があるからなのか?
真冬なのに、雪の無い 暖かい環境が整っている。
私が札幌に暮らしていた時より、はるかに近代化されている街並みなのだろう。
何時間も寒い雪の降る道等、歩かないだろう。
市内は何処も賑やかだし。
「北の国から」の様な所なら、死んでしまう。
私が育った所は、札幌でも中心部だったが、何十年も昔の事・・・
雪の量も今よりずっと多かった気がする。
家の玄関から雪の階段が出来たり、それが屋根の高さまであったと思う。
除雪車も今程完備されていないので、手頃な雪山が出来ると、スキーが出来たり、尻滑りをしたり、小学校も雪の日の朝は、学校の玄関で、週番の子がホウキを持って待っていた。
雪払いをするためだ。
天気の良い日は、足跡のない真っ白で綺麗な雪の中をザクザクと踏み込んで、友達と家の配置を書いて、ままごとだったのかなあ?雪のお団子を沢山作って、時間を忘れて暗くなるまで遊んでた。
不思議と寒い寒いと泣いた記憶がない。
いや、しっかり着込んでいたから、遊ぶ程に身体は暖かなのだろう。
スキーをしている時も汗をかくのだから。
身体を動かす事が、一番の寒さ対策なのに、どうも大人になるにつれ、ジーッと丸くなり、寒さに耐えている。