4月になれば彼女は

サイモンとガーファンクルのセカンドアルバムの中に邦題「4月になれば彼女は」が入っている。
50歳以上、いや洋画ファンなら一度はきっと聞いた事があると思う。
あまりにも有名な映画「卒業」の中で効果的に流されていた。


4月に、彼女がやって来て、5月に落ち着き、6月彼女の気持ちが変わり、7月には行ってしまい
8月には死んでしまい、9月になって彼女を僕は思い出すだろう


そんな歌詞の羅列だけど、ガーファンクルのガラス細工の様に透明な歌声に私は癒される。
特に、セントラルパークで行われたライブの時の歌声は絶品です。
時は移り変わり、誰もが変身を重ねていく。
同じ様でも、日々成長しているのですね。
この歳になると、体力も頭の思考回路も、自信がなくなる・・・。
新聞で特集していた、若年性アルツに、微妙に反応してしまう自分がいます。



子供の成長は特に著しく、目を見張る。
20歳までの子供の一年、一年は、私達親の世代から見ると5年や10年にも匹敵しそうな変化がある。

昨夜、長男の大学に納める授業料に(長男の)「待った」が掛かった。
兼ねてから言っていた事が現実に起きてしまった。


突然ではないが、退学したいと言ってきた。
散々、大学卒の意味を話し合ってきたが、決心は堅いようだ。
どうしたものか。


自ら、茨の道へ突き進む様な事をして、経験不足の本人が分かる筈もない。
どうして親ってのは子供を楽な方へと導きたがるのだろう。
若いうちの苦労は買ってでもした方が良いって・・・。
だけど卒業してからだって、苦労は沢山あるよ。