七夕ですね・・・☆☆☆

hitto2007-07-07

七夕と言っても、短冊に願い事を書いて笹の葉に吊したのは?・・・10年以上もやっていない。

子供が幼稚園の時は、園からの支給で笹の葉を貰って来た。それに幼稚園で作った西瓜や茄子、色とりどりの折り紙で繋げた長い輪を飾り、そして幾つもの願い事を短冊に書いて吊したものだ。確か「こより」を各家庭で10本作らされ持って行ったような。
今も同じだろうか?

北海道や仙台、青森なんかは、8月7日が七夕。一ヶ月遅い・・・因みに七五三は逆に一ヶ月早い。気候を配慮してだろうが・・・夏休みに実家へ帰っていた頃は、一年に2度の「七夕」を子供も私も経験していた。

私が幼い頃の七夕の日は、子供は浴衣姿で何人かのグループを作り、夜暗くなった頃に各家庭を回り、玄関先で「ロウソク、くれないと、かっちゃくぞ〜!」とか言って、袋に沢山のロウソクを集めていた。各家庭はロウソクを用意して待っていてくれたっけ。子供の訪問を歓迎してくれたところは、ささやかなお菓子(飴が多かったかな?)なんかもくれたりして、本当に楽しい行事だった。
そうそう、提灯をみんなぶら下げていた。中には、ちゃんとロウソクに火を灯していたなあ。今では考えられないだろうな。小さい子がロウソクに火を灯して持ち歩くなんて・・・。

長女が幼い頃にもまだ、その風習が残っていたが・・・。
その頃でさえ、提灯は無かったように記憶している。そして、ロウソクの変わりに殆どがお菓子になっていた。
子供が少なくなった現代は、その行事さえ無くなっているのかも。
子供を取り巻く物騒な事件もあったりして、夜の街を子供だけで歩かせること事態、抵抗があっても仕方がない。

好奇心の固まりだった子供の頃は、滅多に歩く事のない夜の街は、ワクワクしてスリル満点だったが。
子供の間で、お寺に行くと大きなロウソクが貰えると知って、真っ暗な境内を抜け、さながら肝試しの気分で玄関の戸を叩いたことがある。太い大きなロウソクを貰えた喜びは、未だに記憶から消えない。恐がりだった私は、貰った後に「キャアー!」と言いながら、来た道を全速力で走って、通り抜けたと思う。
恐怖に打ち勝った達成感を幼心に覚えている。家に帰って、戴いたロウソクを母親に見せて自慢したと思う。
あの頃は、殆どの家庭に神棚があって、まあ、仏壇は我が家に無かったけど、時々停電なんかもあって、ロウソクは必需品だったのだろう。今は停電さえ滅多に無い、有り難い時代になったものだ。

織姫と彦星が、天の川を渡って、今日一日楽しいデイトが出来ますように・・・
ここ数年、織姫と彦星のように年に一度しか会わない人が増えてきたなあ。
集金とか・・・。