グループサウンズ大全集・・・

hitto2008-02-23


何とか昨夜のうちに仕事はケリをつけ、のんびりとした気持ちで、NHKのBS2(PM8時〜10時)「グループサウンズ大全集」を見ていました。

フォークの世代とそんなに変わらないだろうと思って見ていましたが、50代後半から70歳までと・・・さすがにお年を召されているので、当時の面影を残していながらも時の流れを痛感しました。
殆どが60年代後半に熱狂的なファンの奇声を受けて活動していたグループ。

子供ながらに見た、当時のウェスタン・カーニバルの衝撃があまりに強かったのを覚えています。
いわゆる、ブルコメのブルーシャトーを替え歌で楽しんでいた子供でした。
それでも小学生時代の家庭の娯楽は、テレビ。それはダントツの存在でしたから、映像は朧気にも目に焼き付いています・・・どの曲も馴染み深く、忘れていないものでした。
出来れば、マチャアキや、ジュリー、ショウケンなんかが出演していたら、どんなに盛り上がったでしょうか・・・40年も経って、当時のままの音域と声質で歌えるなら、それは化け者か?とも思います。
当然見ている方も寛大です。
それだけGS旋風は社会現象でしたから・・・風貌の変化は自分にも言えることで、同じ時代に生きた同志でもある喜びと、その魅力に憑かれた観客の殆どが一緒に歌っていました・・・歌詞カードがなくても、忘れていない。
心は乙女・・・亜麻色の髪の乙女・・・長い髪の少女なのです。


私の好きなグループサウンズは、やっぱりザ・スパイダース・・・前にも書いたかな?マチャアキの声が好きだったのです「夕陽が泣いている」や「 風が泣いている」どこか、ガーファンクルにも共通しているのかな?違う透明感ではありましたが、高音部が特に伸びのある歌声でした。(どちらも選曲もれで残念)
ゴ・ゴ・ゴー♪ 風が泣いている、ゴ・ゴ・ゴー♪ と、今日は歌のように風が強い!

逆に野太い声で歌う「たどりついたらいつも雨降り」も大好きでした。
最後のフレーズが良いです・・・あ〜・ここもやっぱり!〜ど〜しゃ降りか〜♪ いつしか私も一緒に歌っていました。言葉に出来ない思い(怒)を吐き出せる感じでいいですこの歌。

驚いたのは、ブルー・コメッツのジャッキー吉川 さんが、なんと70歳とか言っていました。とてもとても、そうは見えない・・・70歳でドラムを叩くって、かっこ良すぎです。

それぞれに、ブランクを感じた歌声ではありましたが、パワーがありました。
いつの世も元気を与えられる人は凄いです。そして元気をもらえる人は幸福です。