人生相談・・・・・

・・・・・今日の人生相談・・・読売新聞
○うわさが大好きな隣人
　５０歳代女性。近所に、うわさ話が大好きな６０歳代の女性がいます。人の生年月日から家族構成までよく覚えていて、細かい情報を別の人に話してはつき合いを広げるタイプです。 私も引っ越してきた時、根掘り葉掘り尋ねられました。あまりにしつこいので内心は快く思っていませんでしたが、愛想がよく、遠くからでも私を見つけてあいさつしてくるので、つられて仲良くしていました。 そんな彼女が１年前から完全に私を無視するようになりました。理由はわかりません。実は少し距離を置こうと思っていたので無視されても別にいいのです。ただ、あからさまにプイッとされると気分が悪い。いったい私が何をしたのか。尋ねたくても私を見たら走り去るので声さえかけられません。彼女が何かうわさし、近所の人まで私のことを無視し始めないかと余計な心配をしてしまいます。家族は放っておけと言いますが、この年になってこんな思いをするなんて情けないです。（和歌山・Ｒ子）

・・・・・・・・・・人生案内・・・・・・・
昔は「放送局」といっていました。他人のことに何でも興味を持ち、根掘り葉掘り聞いて、うわさとして周りの人に吹聴する人のことです。本当のことだけを話してくれればましなのですが、主観がまじってあることないこと尾ひれがつき、困ることもあります。当人はそれで得意なのかもしれませんが、周りではあの人は信用ならないと、たいていみんなわかっているのです。わかって付き合っているのです。あなたがその人をわかっているようにです。 その人は自分が認められていると錯覚していて、無視したり高圧的に振る舞ったりするのですが、不安でたまりません。愛想良くしたり、無視したり、極端な態度をとって、結局は自分がどう思われているか確認しているのです。 そんな人に振り回されることはありません。合わせることもありません。あなたは悪いことをしているわけではないのですから、自信を持って毎日を生きていれば、それでいいのです。その人の態度もやがて変わってくるでしょう。 （立松　和平さん・作　家）

私にとっては、タイムリーな相談事・・・実際人付き合いは、大変な事が多い。
子供達も成長して、これからは、肩の凝らない付き合いだけにしようと、頗る順調だった。その順調なことに慣れて、相手に対して気を使うことの辛どさまで忘れていた。

この相談者のように無視されるような不安はないけど、気持ちの中では振り回されることがある。
ブランクが長い程、そこからの切り替えに時間を余分に要する気がする。
子供達が幼かった時は、時間に余裕が無く、意識しないまま切り替えも上手く出来ていたのだろう。
今は暇な身の上、相手に話しを聞かされる程、知りたくない性格までよく分かってきたり、余計に気疲れしてしまうのか。
表面だけ繕うだけの付き合いなら、さほど気を使わずに済むものを。
結局は、良い人振っているからだろうけど。

それにしても、どんなことさえ、自慢げな話にすり替える人はいるものです。楽観的に物事を運ぶ姿勢に見習うべき点も多いのですが、それに相づちを打つのは結構神経を使うことで・・・自分の内心を見透かされはしないかとヒヤヒヤ・・・困ったものです。神経衰弱になる前に切り替えなくては・・・。

ここに書き連ねるだけで大方解決している。
早く本来の元気を取り戻そう・・・と言って、誰に気付かれることもないのです。
気持ちの持ちようなので、普段通りに時間は流れている。