知床三大名曲選・・・

hitto2008-07-31

朝のNHK、「生活ほっとモーニング」北海道東部にある霧多布湿原を映していた。
北海道は今がベストシーズン、夏が短い北海道では、この時期楽しみが凝縮されているようだ。
清々しい風を感じながら、また旅に出たいものです。
夢のような旅だった〜♪・・・「旅の終わり」だったか?


「旅の終わり」
夢のような旅だった 遠い北の国の 
ボクは旅の喜びと  旅のつらさを知った
北の国の少女たちと すごした夢の刹那  
今日は君も他の街へ ボクも他の街へ
こんなつらい旅なんか  もうイヤだ 旅を終わろう  汽車に乗ろう



この歌を始めて歌ったのは、知床ウトロに近い、岩尾別ユースホステルだった。昭和48年、今から35年も前のことです。「北の国の少女」とは、まさしく私達のことで、多くの旅行者と友達になった。その後、何度か札幌で再会することにもなった・・・みんな元気だろうか?今はどうしているのか?良い思い出のまま、アルバムに残されている。私にとっても知床は遠い北の端、「知床旅情」の名曲にあるように、一度は岬に立ってみたかった。


知床旅情
知床の岬に はまなすの咲くころ
思い出しておくれ 俺たちのことを
飲んで騒いで 丘にのぼれば
遥か国後(くなしり)に 白夜は明ける


岩尾別ユースは、電気も通っていないランプでの生活、お風呂もないので、近くへ・・・近いと言っても、「地の果てホテル」(岩尾別温泉)まで車をヒッチハイクして行って入浴していた・・・その時の経験でヒッチする度胸が付いたのかも・・・今考えても恐ろしいと思うけれど、まだまだ人を信用出来る良い時代だったと思いたい。
夜のミーティングは、キャンプファイヤーのように円になって行われたと思う。何人かがギターを弾いて(ヘルパーさんか、常連さん)一人一人歌詞カードを渡されたのだろうか?いくつもの歌を歌ったと思うのだけど、この曲の(旅の終わり)歌詞を覚えていて帰ってから何度も旅を思い出しては懐かしく歌っていた。

確か数年後レコードが発売され戴いたはずだけれど、今は無い・・・残念。
その翌年、礼文の桃岩ユースを旅した人達と札幌(大通り公園)の噴水の前で8月1日に集合と約束が交わされ、札幌大通り公園が、旅行者で賑わったことがあった・・・恐ろしくも懐かしい思い出です。
ボケさん、はちまきさん、チャリンコちゃん、他にも色々なニックネームで呼ばれていました。みんな元気かな?今は、普通のおじさん、おばさんになっているでしょうか?



岩尾別と言えば、もうひとつ「岩尾別旅情」さとう宗幸さんが作られたこの曲も歌ったと思います。さとう宗幸さんは、岩尾別ユースの常連さんだったのだろうか?それともヘルパーさんか?思い入れのある歌詞です。


「岩尾別旅情」
北の果て知床の吹く風は冷たく   波荒いオホーツクに白いカモメは遊ぶ
丘の上に立つ一輪のエゾニューの花によれば   茜色の空に光る小さな星ひとつ

友と語る知床の岩尾別の宿よ     静かに雨降る夜の想い出はもう消えぬ
ランプを見つめあの友と旅の情歌えば    暗い夜の谷間へそっと麗しく流れゆく


岩尾別の宿よ〜♪は、岩尾別ユースのことで、この曲を置き土産にして旅を終わられたのでしょうか・・・私の中の、「知床旅情」と並ぶ三大知床名曲選でした。

さて午後からは、クーラーを入れ「パール・ハーバー」の続きを見ながら仕事をしなくちゃ!