診察

hitto2009-05-21

午前中に生協、11時にはお爺ちゃんの掛かりつけの医院で、内科の診察へ。

長女の運転で、医院の玄関で降ろしてもらうことに。
この医院への付き添いは、始めてのことでした。


待合室は混雑していたので、20分程外で待っていました。
お爺ちゃんは自分の手押し車があるので、それに座って悠々と車の流れを眺めていました・・・医院の自動ドアが、引切りなしに開いたり閉ったり、そこを通る人の殆どが後期高齢者でした。
車いすで診察に来る人も何人かいて、介護士さんと分かる女性が付き添っていました。

中には身体が華奢で細く、弱々しい女性がいて(年齢もお爺ちゃんくらいか)お爺ちゃんと同じように手押し車を引いてひとりで来ていました。
その女性は、いったん座ると呼ばれてもなかなか立ち上がれず、声も出せません。
受付の女性が、そのことに気付いて診察が終わると、診察券の受け渡しや会計を代わりにしてあげていました。
女性は領収書と処方箋を貰って出口近くまでゆっくりと進んだのですが、手に触れて開く自動ドアだったので、ドアが開いたところですぐにドアが閉まり、手押し車がドアに挟まれて身動きがとれなくなりました・・・「あっ!危ない」すぐに行ってドアを開けましたが、そのまま何事もなかったように外へ出ていかれました。
それからも女性が心配で心配で、お爺ちゃんとそのまま一人で家まで帰れるのだろうか?と顔を見合わせてしまいました。
歩いてすぐの所に家があるといいのですが・・・車も頻繁に通るところで本当に気をつけて帰って欲しいと思います。


お年寄りの事情は様々ですが、こうして病院の待合室でたくさんのお年寄りを見ると、何れ来る自分の老いを考えないわけにはいきません。
この医院は家から一番近いので、他にご近所さんが何人もいて、滅多に喋ることもない方と長いことお喋りしていました・・・もちろんマスクをして。
ところが気になったのは、看護師さんがマスクをしていなかった。
受付では全員が着用していましたが、診察室の中は少し暑く、始終マスクを着用するのは息苦しいのだろうか…自己防衛のためにもマスクはした方がいいと思いますが、こちらがマスクをして自己防衛・・・あまり過剰反応するのはどうなのかな?と悩むところです。人騒がせな新型インフルエンザです。


マネージャーさんが来ると、お爺ちゃんも今日待合室で出会った女性のことを話し、自分とを重ね合わせていました。
自分も一人で行ける・・・ではなく、自分は何と恵まれていることか・・・と。
私もそう思う・・お爺ちゃんのような老後もいいけれど、自由に振る舞える一人の方が気楽で幸せってこともある。


介護サービスを受ける施設は、120点と採点した2番目のところに決定しました。
毎週、火曜日と金曜日、来週からです。
ついでに7月18日〜20日のショートステイも申し込みました。
私も介護サービスを受けることができて有難い。