「富士山頂」

hitto2009-07-07

朝から天候に振り回され、洗濯ものを出したり引っ込めたり・・・新聞の天気予報には雨印はなかった・・・されど梅雨、梅雨・・・今日は七夕、夜空の星を仰げるだろうか?


明日は名古屋ドームでサイモン&ガーファンクルのコンサート初日・・・名古屋は行けないけれど、何か興奮してしまう。
ドームじゃ、星は見えないけれど、移動のバス?からでも夜空を仰ぐかもしれない・・・どうか天候にも恵まれますように。

昨夜は、石原裕次郎さん主演の映画「富士山頂」を観ました(録画)。
またもや新田次郎さんの同名小説が原作とか・・・偶然。
筋としては、 富士山の頂に気象レーダーを設置するまで。

1970年に公開された映画で、「映画はスクリーンで」という裕次郎さんのこだわりから、ビデオ化や地上波放送はされなかったという。
大自然を映し出した映画なので、スクリーンで大自然を味わって欲しいというのは尤もな話だと思います・・・「剱岳」にしても映画館で観る方がより迫力を感じると思うもの。


しかし40年近くも前の映画、自然が相手というのは、そこだけ古臭さを感じさせません。
ただ、音楽には時代を感じてしまう、公開当時ならマッチしていたのだろうか・・・富士山の横から今にもゴジラが出てきそうな気がしてしまいました。
豪華な顔ぶれは、既に半分以上の人が亡くなっているのでしょうか・・・けれど、こうして映画の中では生き生きとしている。
話題作というだけあって、富士山の大きさに圧倒されます。

頂上へ向かう角度は、見ているより急斜面だと感じるし、ブルドーザーが今にも地滑りするのではと、ヒヤヒヤしました。
そこへ最後の砦へヘリコプター・・・何も言えない・・・これを実際にやってしまうのだから。
本当に携わった三菱電機大成建設、そこで働く人たちこそ偉業を残したのだけれど、これを記録映画として残された映画の製作側も同じように偉業を残されたのだと思います。


人間の力って凄い・・・たとえビルの建設ひとつでも、信じられない危険と困難があるはず。
先日もベトナムで建設中の橋が崩落した事故(2007年)、多数の死傷者を出したことのニュースが流れたばかり。


剱岳」にしても「富士山頂」にしても映画を見なければこの偉業に気付かなかったです。
これからの世代、果たしてCG無しとかで、こんな過酷な撮影をやってのける人がいるやろか?
命をかけてまで、しなければならない・・・なんて・・・情熱を持って挑むしかないのかも。