スポーツ面は明るい話題が多く、イチローの２０００本安打達成が大きく取り上げられている。見落としそうなところに女子バレーボール、アジア選手権（ハノイで）台湾を3対０で下し、日本が初戦を飾りました・・・と、ありました。
横の紙面は遼君の圧勝スマイルがあったり、そのまた横には入江君が２冠、そしてジャイアンツ４連勝でＭ１６、執念のタイガース、ヤクルトを追い込み２，５ゲーム差・・・これでなければ。
それに控え、実生活では辛い話を聞くことが多くなったような気がする。
景気の悪化を嘆く話を身近なところで聞くと、足がすくむ。
今は他人事ではなく、自分たちの生活の基盤を揺るがせないようにするのが精いっぱいなので、数字で見る失業率を見ぬ振りしていたが、ここでもジワジワとその率を増やしつつあると実感することに。
ここは製造業の多い地域、休みを増やしてワーク・シェアリングで凌いでいたり・・・そうなるとお給料はガクッと減るだろうし、教育費のかさむ家庭はやっていけない状況になる。
かといって、失業よりはマシと耐えるしかない。４０、５０代に入ってからの失業は誰でも途方に暮れる。
呑気に寄ると触ると仕事を辞めたい・・と、話していた頃が懐かしい。
今は働けるだけで有難いと、どんなにキツイことでも我慢の時代なのか。
細々と働く私も、仕事を積んでくる車の荷物が徐々に減っているのは知っている。
いつも運んでくれる男性にしても、副業を持っていなければ生活できないと言うし。
９月の連休なんか無い方がマシと先週も言っていた。
子どもとゆっくり遊んであげたら・・・と返すと、日給月給の身にはキツイからという。
小さいけれど、古くからあるメーカーにしてこうなのだから、会社の内情は厳しいのだろう。
製造は、どんどんと安いアジアへ移され、ますます日本の経済は悪化の道を辿るばかり。
そう言えばバイトに甘んじている次男が、時々求人冊子を持って帰って来る。
ペラペラめくると、中身の薄さに驚く・・・ましてや正社員を希望する人には無意味な内容になっている。
雇用の数が少なくなっているのは、本当に深刻な問題です。
