シービスケット 2003年・アメリカ

hitto2009-12-18

シービスケット 2003年・アメリカ SEABISCUIT
大恐慌時代のアメリカ。親に捨てられた孤独なジョッキー、愛する息子を失った大富豪、カウボーイとして生きる道を閉ざされた調教師。3人の前に現れた1頭の小柄なサラブレッドが男たちの運命を変えていく。実在した名馬シービスケットによって再生していく人々を描いた感動作。馬の表情までも鮮やかに映し出した繊細な演出と、大迫力のレース場面が見どころ。
<作品情報> 
(原題:SEABISCUIT)
〔製作〕キャスリーン・ケネディフランク・マーシャル、ジェーン・シンデル
〔製作・監督・脚本〕ゲイリー・ロス
〔原作〕ローラ・ヒレンブランド
〔撮影〕ジョン・シュワルツマン
〔音楽〕ランディ・ニューマン
〔出演〕トビー・マグワイアジェフ・ブリッジスクリス・クーパー ほか
byNHK


サイダーハウス・ルール」「スパイダーマン」のトビー・マグワイアも良かったですが、今回観た「シービスケット」の主演レッドが本当良かったです。


今から70年〜80年も昔、大恐慌時代というのだから、人々は生活に疲れ余暇の楽しみは今とは比べ物にならないほど少ない時代、そこへまるでおとぎ話のような奇跡のような再起を賭けた競走馬と騎手のレースに人々が夢中にならない訳がない。
あぁ、面白かったです。
テレビ画面でも迫力満点、競り合うレースのシーンは固唾を飲んで入り込んでしまいました。


愛する家族と別れ孤児として育ったレッド、ハワードは大富豪でありながら息子を交通事故で失いおまけに離婚と彼もまた孤独の中、そしてカーボーイの道を閉ざされ怪我をした馬の世話をする、一風変わりものの調教師トム・スミス。
三人の共通点は孤独、そして優しい。
この3人がいてシービスケットが伝説的な名馬になったのです。
なんて優しくて良い映画だったのだろう。厳しいばかりじゃダメだよね。