ワールドカップ、男子バレーボール

hitto2011-12-05

ワールドカップ、男子バレーボール、昨日のブラジル戦を最後に、幕を閉じました。
ブラジル戦の結果は3−0と日本がストレートで負けてしまいましたが、強豪ブラジルを相手に試合内容は見応えがありました。
その前のイタリア戦もあまり変わらない試合内容で、両チームを十分に怒らせたり焦らせたりもしたし、タイムアウトで作戦を練らせるところまでは、戦えたと思いました。


総合では2勝9敗という、あまりにも残念な結果となりましたが、まだまだオリンピックの最終予選までには時間があるのだし大丈夫だと思っています。


中盤以降、なぜか日本が脆く感じるのは、日本が勝ちを意識しすぎるのか、それとも相手チームの冷静な作戦にまんまとはまってしまうのか、守りと攻めがどうも噛み合わなくなるのはいつも日本の方でした(だから負けたんだけど)。
それも実力といえば、そうなのでしょうが、実に勿体無いと思いました。



前半、気負わずに攻めていける日本らしいコンビバレーが、後半になるとそれまでと同じチームの対戦だと思えないような、急に威圧感を抱いてしまう。
結果、高さと強さに圧倒され、連続失点。



屈せずにゲームが進むこともあるし、高さと強さの前に手も足も出ないときがある・・・大量にリードしているときでさえ、じわじわと追い上げられ遂には逆転と、このパターンが何度繰り返されただろう。



優勝したロシアにも、2位のポーランドにも、3位のブラジルにも、4位のイタリアも、どの対戦でも日本がリードしていたはず。
1セットは先取したけど、前半はリードしていたはずだけど・・と、結局最後に笑えないというのでは、選手たちも相当に落ち込むだろうなと思います。

一番残念だったのがアメリカ戦。
39−37という驚きの接戦を繰り広げ、1セット目はアメリカが勝ち、ところが続く2セット、3セットは日本16点、15点留まりとあっさり大差をつけられストレート負けでした。
極端に日本のチームらしさがでた試合だとも思う。
見応えのあったのは1セット目で、2セット目と3セット目は意気消沈したのか、力の差を見せ付けられたという感じで終わってしまいました。
何であんなに1セット目は頑張れたのか。
もしも日本が1セットを先取していたら・・なんて考えても仕方ないけれど、2セット目、3セット目、とそんな負けかたはしなかったと思う。



攻めこむ自信があるときは、ファインプレーがとれたり、相手のミスを誘ったりもするから、いかに強気で向かうということが、大事なことなんだと思う。



観戦していて、どこかで勝てるはずがない、予想通りに逆転されちゃったとか、選手たちもどこかで同じように予想していたんじゃないだろうかと思ったりする。
相手チームからは、過去の成績が自信に繋がっているにしても、日本には負けないという気迫を強く感じる。
だけど、日本は日本の勝ち方っていうのが分かっているに違いないと思う。


速攻スパイク、それも相手が取れないところへ。
レシーブ力。ブロック力。
私が好きな攻撃は、速攻のクイック。
松本選手のときどき見せる速攻のBクイックには拍手喝采、Cクイックというのもありました。
ブロックを抜けるスパイクや清水選手のジャンプサーブ。
それに福澤選手の豪快なバックアタック
司令塔の宇佐美選手。

まずは、打倒イラン!リベンジを果たして欲しい