カレ、夫、男友達

hitto2011-12-07

朝からとても寒い、長男、次男が風邪をひいたようだと言い、熱は?食事は?と気をもむが、もう子供じゃないのだから自分の身体は自分で治すと言い、私の出る幕ではないらしい。
これはこれで嬉しいことなのかもしれない。
さみしいなんて思ってはいけない。
だから、私は気ままにパソコンを開いて遊んでしまう。
これが想い描いていた自由というもの、やはりヨシとしよう。

近頃のドラマ、流行なのか、三姉妹とか女性が3人寄れば何とかというドラマが目立っている。
NHKの大河もそういえば三姉妹、「カーネーション」だって三姉妹が、これからドラマを盛り立てていく。
昨日は昨日で「カレ、夫、男友達」と、異なる性格の三姉妹、後に続く「ビターシュガー」だって三姉妹ではないが、女性3人を主軸にしているドラマだ。


良い子、悪い子、普通の子、という単純なものではなく、もっともらしく、有りそうで無さそうなのが面白い。
「セカンド・バージン」は観てはいなかったけれど、NHKにしては過激かと思いつつ、時流に乗ったドラマが続いているようです。が、しかしドラマは目が離せず、次回の放送を楽しみに待っている自分がいたりする。



ビターシュガー」も面白くて、観ていますが「カレ、夫、男友達」の方も、愛のかたちが三様で面白い。


苛立ちと同情と、すこしの羨望と、妬みも若干あるか・・姉妹の母親(高畑淳子)の立場にある行動や考え方についても、私なんかよりずっと先を行ってしまっている。
逃げ場のないDV、そこだけ取り上げても衝撃の問題作というものだ、毎回DVを受ける長女の麻子役の木村多江さんが、真っ向から従順な妻を熱演されている。
時にはサスペンスもののようにハラハラとしてしまうシーンやらで全く目が離せない。


次女の治子(真木よう子)は気立てが良くて快活で、理想的だと思うが、実際には、厄介な行動を起こすトラブルメーカーのような存在でもあるのかなと思う。
父親の言う、治子は損をするという性格が、本当は通用する世の中であれば、理想的ではある。
正直で素直キップが良いという役柄がとてもよく合っている真木よう子さんなので、私は大好きなのですが。



治子は嘘が言えない馬鹿正直さで、相手を傷つけていることや、結婚イコール縛られるという発想がいかにも残念な感じがしてしまう。
結婚は、「今」の連続で、明日のことなんか恋愛と同じで分からないものだ。


破局は、いわば身から出た錆、強がりで寂しがりやの甘えん坊の治子に同情しつつ、良い縁がまたあるんだろうと思ったりもする。
最初から熊ちゃんじゃあ役不足と感じてしまったところもあって、役柄とダブってしまった。


長女のDVについては、暴力反対!即刻離婚という展開にならないところで、問題外だと思ってしまうが、ドラマでやる意味は大きいしDV撲滅へと弾みがつけばいいなと思う。
長女の麻子は、依存し合うことを愛情と受け止め、そんなの愛情じゃないよと治子のようにパシッと言いたいくらいだけど、自ら認めてしまうところが悲しくてやりきれない。
さて来週はどうなるのか、結局暴力は治まらないのか、危機的な状況の予告を見て、ぐったりと疲れそうだが、来週を楽しみに待つことにしよう。