コケイン症候群

hitto2012-01-06

コケイン症候群、遺伝子の異常で老化と似た現象がおきる病気。
日本にも100万人に一人という発症があるそうで、しかも幼くして罹ってしまう、恐ろしい病です。
患者本人と家族、医療に携わっている医師たちがこの難病と闘い続けている。

昨日の「たけしの人体科学」の話し。
人はなぜ老いるのか?とのタイトルに、老化防止の秘訣でも教えてくれるのだろうか・・と安易にチャンネルを合わせていたが、番組は大真面目に進行し、コケイン症候群とFOP(筋肉が骨になってしまう難病)の子供とその家族を紹介して、普段の生活が映し出されていました。

何より難病の子を支えている母親の姿に、私は胸が張り裂けそうでした。
どの子も生まれた時には異常が見つからず、健康であったこと。
なんという恐ろしい病気があったものだと、運命のいたずらに怒りを覚えます。
コケイン症候群と高齢になってからの老化とは、現象は似ても全く違うものだと思います。
一日も早くコケイン症候群の原因究明と治療方法が見つかりますように。



しかし、母親とは凄いものです。
我が子が、強さを引き出してくれたに違いないでしょうが、なんと気丈で厳しく、そして明るく子供をサポートしている。
その姿は決して不幸ではなく、子供の可能性を信じ前だけを見つめています。愛情に欠けた親が多い世の中、辛いなどという言葉をどこかに捨て去ったように愛情を注ぎ、子を慈しんでいる。
難病と闘う家族の姿に、教わることが多いです。