紙粘土細工

hitto2012-11-30

10年ほど前に紙粘土細工を教わっていました。

先週その先生がガンで亡くなったと友人から知らせがありました。

同じ町内に住んでいるので年に何度か道やスーパーなどですれ違うことがあって、その度「また習いに来ない?」と誘われたりしたけれど返事を濁していました。

あの当時は数人の仲間たちと粘土細工そっちのけで談笑したり、仕上げの段階になると各自の作品を先生のお宅に運び、何とか見られる作品にしていてくれていたりと、おんぶに抱っこ状態で、先生は自分の為にしたいことだからと言って材料費以外は受け取らず、本当に優しい先生に恵まれ楽しい時間を過ごしました。


クリスマスのツリーが最後の作品だったか・・。

その後は、小学校のPTAを相手に本格的に教えられていたのですが、「気にしないで」と、誘われても既に在校生の子供がいなくなった私が、小学校に習うために通うのは勇気の要ることだったので、気が進みません。
お顔を見てお元気でいられることが只嬉しかったのですが・・まさかこんなに早く先生の訃報を聞こうとは。

お歳は団塊世代で65歳前後、男の子二人のお母さまです。


知らせを聞きドクッと心臓がなるくらい驚いた後、何事も無かったかのように友人との世間話に心が弾み、悲しみを何処かに置いてきてしまったかのようなまま・・数日が過ぎてしまいました。

それでもふとした時間にお顔を想い出し、独特の癖のある口調や、お宅には猫が2匹いたことなど、色々と思い出しては早すぎる死に嘆き悲しんでしまいます。



今日は静かにこのブログに向かい Iさんに感謝の言葉を残しておこうと思いました。

沢山の楽しい思い出を作って下さり、有難うございました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。