子は宝

hitto2013-03-06

九州、熊本県で観測されたPM2.5。
大気がスモッグに覆われ暗い不安が頭を過る、春には偏西風と共に飛来増加の恐れあり。

中国を扱うニュースはどれも明るい兆しがみえないけれど、日本にはその上を行く厄介な原発の後遺症があります。
福島第一原発の専用港で採取したアイナメから1キロあたり51万ベクレルの放射性セシウムを検出したと明らかにした。国の食品基準値の5100倍で、事故後の東電による魚介類調査で最高値。(先月の東京電力による検査報告)
こんなニュースを無視して中国が・・とは言えない気持になったりします。

先週の土日から押し入れ内のものを断捨離。
何年も出し入れのなかった3階押し入れの天袋。
そもそもひな壇の箱が次男の使っている部屋のロフトに置いてあったので(元々は長女の部屋だったので)、入れ替えと思い天袋に直していたものを全て出したのが始まりでした・・なのに今年はお雛様の顔を見ず、これ如何に。
部屋には、未だに解決しないモノたちで溢れています。

次の休みの日には物置かゴミ出し。それまでの辛抱かと思います。


ところが上に下にとやっているうちに、リビングの配置替えが始まって、またとんでもない状態が続き、取り敢えず今日は小休止と決めました。



天袋奥深く仕舞われた子供たちの幼き頃の絵画や道具・・3人分の思い出の品を久しぶりに目にして涙がこぼれました。
大きな紙袋にそれぞれの学年が書かれ作品が纏めて入っています。

当時担任の教師の批評や熱い思いも感じられます。


振り返ることもなく、その年々に無造作に仕舞われたままになっていました。
ただ、私にとっての取っておきのケースもあって、そこには子供が書いた手紙や絵などが入っていて、当時としてはそれ程気にも留めなかったものであったかもしれませんが、何となく大事に大事に保管していました。
保管していたことも忘れていたので、どれほど?という疑問も残りますが、捨てずにいたというだけの話です。

3人3様、胸にグッと迫る作品をひとつひとつ目にしていると、ただただ感無量。


取っておきのケースの中には、小さく小さく折りたたまれた私宛の手紙。
まだ小学校に入る前のたどたどしい文字で表に「おかあさん」裏には「○○息子の名前」5通ほど飽きずに乗り物の絵が描かれていました。
その内の1通に「じよずでしよ(上手でしょ・・のつもり)」この言葉に泣かされました。

きっと私も「上手やね」と何度も言って息子を褒めたに違いないのですが・・。


子育てを振り返ると、自分は子供の正面を向いて子供たちと向き合っていたのか、余裕のない日常しか思い浮かばないってことが、何よりの証拠で、子供が思うほどに応えてはあげられなかったという後悔の念がふつふつと沸き上がり、邪険にしていた自分の姿が見え隠れしては、今更取り返しのつかないことをしてしまったと・・時既に遅し、という涙だったのです。



子供は子供ということだけで、無条件に親を慕い、親の思いに応えようと一生懸命になります。
何れ噛み合わなくなる時も訪れますが、たとえ報われなかったとしても、生涯親を喜ばせようと思う素敵なものだと思います。

私は、3人もの子供を授かって「ああ、良かった〜」と、心の底から感謝しています。
至らない親でありながらも、親にとってはどんな子供もやはり宝以上のものだと思います・・感傷にふけたりして。