イチロー選手、4000本安打、おめでとう!!

hitto2013-08-23

イチロー選手、4000本安打、おめでとう!!パチパチパチパチ!!

イチロー選手の言葉は、そのまま人生の道標であり尊敬に値します。
もうイチロー選手は別格の偉人として仰ぐばかりです。

日米通算22年、大記録達成の瞬間が昨日訪れただけと言わんばかりに本人は冷静で控えめ、でも回りは放っとけない。
一塁に出たイチロー選手を取り囲み、ゲームを中断して祝福の嵐、離れた日本にも速報が入る。
日本一!いや世界一!!

イチロー選手のインタビュー
○日米4000安打に到達して率直な感想は?
 「4000という数字よりもあんなふうにチームメートやファンが祝福してくれるとはまったく想像していなかった。それが深く刻まれました。結局、記録が特別な瞬間を作るのではなくて、自分以外の人たちが特別な瞬間を作ってくれるものだと強く思いました」

○選手たちがベンチから出てきて
 「ちょっと、やめて欲しいと思いました。嬉しすぎて。僕のためにゲームを止めて僕だけのために時間を作ってくれるとは想像できるわけがないですよね、ヤンキースタジアムで。ただただ感激しました」

○4千本安打は大リーグではカッブとローズしかいない。
 「(日米)両方のリーグの数字を足しているものですからなかなか難しい。こういうときに思うのは、別にいい結果を生んできたことを誇れる自分ではないんですよね。誇れることがあるとすると、4000のヒットを打つには8000回以上は悔しい思いをしてきている。それと常に向き合ってきたことの事実はある。誇れるとしたらそこ」

○1本のヒットを打つことについて。
 「プロの世界はどの世界でも同じだと思うんですけど、記憶に残っているのは上手くいったことではなくて、上手くいかなかったこと。その記憶が強く残るからストレスにかかわる。皆さんも同じだと思うんですよね。そのストレスを抱えた中で瞬間的に喜びが訪れる。そしてはかなく消えていく。それがプロの世界の醍醐味でもあると思う。もっと楽しい記憶が残ったら、と常に思いますけど、きっとないんだろうなあと」

○安打の内容について。
 「1打席目が一番きれいだなあと思っていた。レフトスタンドへのホームラン以外は、僕らしいと思っていました。内野安打とかだと文句を言う人もいるし、よかったと思います」

○走、攻、守を兼ね備えた選手でいること。
 「そもそも僕は学生時代にプロ野球選手というのは打つこと、守ること、走ること、考えること、全部できる人がプロ野球選手になるもんだと思っていたので、今もそう思ってるんですけど、実はそういう世界ではなかったというだけのことでね。それが際立って見えることがちょっとおかしいというふうに思います」

○普通のことを長くキープする選手が少なくなっている。
 「だからそういう年齢に対する偏った見方が生まれてきたんでしょうね。そういう歴史が、気の毒と言えば気の毒ですよね。そういう偏った見方をしてしまう人に対してお気の毒だなあと思うことはある」

○失敗をすることでストレスになるという話があったが、自分の気持ちを一定にするために自分をプッシュするものがあるのか。
 「毎日同じことを繰り返す、厳密に言うとすべて同じではないんですけども、そういうことで自分を安定した状態にもっていくというテクニックはあると思います。ただ、それを毎日継続できたとしても精神が常に安定するとは限らない。ただ、その時点の自分でできること、考えられることをやっておきたいということですね。それでも結果的に不安定な状態になることはもちろんあります。特によくない結果だったり、難しいゲームの後というのは、気持ちを整理するのがとても難しい状態にあることがあるので、いつも続けていることをまた続ける、その日も続けることが時々、しんどいなあと思うことがありますけど、そこは頑張りを見せるとこでしょうね。それは自分で続けてきたつもりです」

○満足をせずさらに上を目指すことについては?
 「いえいえ、僕、満足いっぱいしてますからね。今日だってものすごく満足してるし、それを重ねないと僕は駄目だと思うんですよね。満足したらそれで終わりだと言いますが、とても弱い人の発想ですよね。僕は満足を重ねないと次が生まれないと思っている。ものすごいちっちゃいことでも満足するし、達成感も時には感じる。それを感じることによって次が生まれてくる。まだまだだと言い聞かせている人はしんどいですよ。じゃあ何を目標にしたらいいのですか。嬉しかったら喜べばいいんですよ」

○21年前のプロ1安打目を考えることは?
 「1本目は平和台で(ダイエーの)木村さんだったのですけど、あの時、実は3年は2軍でやるという気持ちでいたので、当時のマネジャーから寮の部屋に内線で電話があって『明日から一軍に行け』と言われて、お断りした。2軍でやらなきゃいけないことがあるんで『お断りできないですか?』と言ったら、『上からの命令なんで従ってくれ』と。嫌々福岡に行って2試合目ぐらいですかね。ヒットが出たんですけども、まあ当時の僕よりも10から12ぐらい上の人たちが強烈だったんです。もう怖くて、怖くて。ま、嫌々打った1本目。4000本目は、試合に出たくて出たくてしょうがない中で打った。そういう面白さはありますね」

○初安打を打った時は球場は沸いた?
 「沸くわけないじゃないすか。味方のベンチだってない。18歳の小僧がね。(周囲の選手は)つぶしてやりたいくらいでしょうね、気持ちとしては。そりゃ、気に食わないと思いますよ。だから3年は、っていう思いがあった。なんで3年かというと4年後には同じ年の大学卒業の選手が入ってくるでの、3年間で自分をきっちり作って4年目にレギュラーをとってというプランですよね。高校卒業のドラフト4位でしたけど、そういうプランがありました」

○4000本に到達したペースは?
 「僕の中ではちょっと遅いんですよね。もうちょっと早くできたなって。日本でも最後の2年くらい。20試合以上出られない時期があったので、もったいないですよね」

○10年連続200安打を達成した時にP・ローズの記録(4256安打)を「ぜひ越えてあげたい」と話したことがあった。
 「明日出られるかは今日決まる、みたいな日々がずっと続いてるので、現段階ではそこにフォーカスすることはできないです」


凄い!イチロー!流石イチロー!8000本の悔しい思いに常に向き合ってきた自分を誇りに思うと言える貴方がやはり素晴らしい!