ファイト!

hitto2014-09-03

空はどんよりしていますが快適な気温、爽やかな風が窓から入ってきます。
(写真は先週の日曜日に撮ったもの)

部屋の気温、只今26度。

自分としては25度前後が好きです。


昨日、本当に嬉しそうだった2人。

一人は全米オープンテニス、フルセットの末ベスト8になった錦織圭さん。

そしてもう一人は、「モントリオール世界映画祭」に審査員特別グランプリを受賞した吉永小百合さん。


二人とも快挙を成し遂げた後に見せた満面の笑みが素敵でした。

こちらも自然と笑顔になって惹きつけられていました。


錦織圭選手は第10シードの男子シングルス4回戦で第5シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)をフルセットの激闘の末に(4―6、7―6、6―7、7―5、6―4)で下し、初の準々決勝進出を果たした。
日本男子の8強入りは1922年の清水善造以来92年ぶり。


カナダで開かれている「モントリオール世界映画祭」で、女優の吉永小百合さんが初めてプロデュースした日本映画「ふしぎな岬の物語」が、グランプリに次ぐ審査員特別グランプリを受賞し、吉永さんは「このような賞をいただき、本当に感激している」と受賞の喜びを語りました。




そして同じく、「モントリオール世界映画祭」で、呉美保監督の映画「そこのみにて光輝く」が、最優秀監督賞を受賞しました。

この「そこのみにて光輝く」は、短編小説集「海炭市叙景」で知られる北海道出身の作家で、41歳で亡くなった佐藤泰志さんの唯一の長編小説が原作だそうです。
北海道・函館の短い夏を舞台に、格差社会の底辺で生きる希望を失った若い男女2人が運命的に出会い、すべてを諦めていた人生を取り戻そうとする愛の物語。
主人公の男性を綾野剛さん、女性を池脇千鶴さんが演じています。
こちらも、きちんと報道してほしいです。


最優秀監督賞を受賞した呉美保監督は
「賞の名前は監督賞ですが、みんなで作ってきたものですし、1人でできたものではないので、映画に関わったみんなで喜びを分かち合いたい。壇上で吉永さんに手を引いてもらいどきどきしましたし、光栄でした。日本の映画を世界の人々に見てもらい、知ってもらえることはうれしいです」と話していました。・・NHKニュースより




吉永さんに手を引いてもらったなんて、和みますね。
おめでとうございます!




さて、我が家の近況。
さしたる変化もなくて、お爺ちゃんも順調です。

介護認定の審査も無事通過、今後一年間は(来年の8月31日まで)要介護1、介護サービスも継続して週三回。

デイサービスに通い始めて早6年目に突入しました。



何度か通所を渋った時期もありましたが、やはり同年代の人や介護士さんと交流できる場所があることだけでも家の人間としては凄く助かります。
以前ほど行動的ではないにしろ、一日の大半を部屋で過ごすよりは有意義、特に自身がそう思っているのが救いです。

時々、やれやれといった顔で帰ってきますが、徹底して無理をせず、マイペース。

そういう自分は一日の大半を家でくつろいでいるけれど、こっちを何とかしないと。


毎日思い付いたことをしてはいるけれど、昨日一昨日と頭痛がして、何が原因かと思いきやずっとしゃがんで昔の物を物色していたせいかも・・血流が悪くなり、突然立ち上がって頭の芯がズキンとした途端しつこい頭痛にずっと悩まされ、頭痛薬のお世話になりました。
完全に運動不足です。




いつだったか新聞に、長寿の人だけが知る悲しみがある、という記事を読んで、しみじみ考えさせられました。

当然その悲しみは身近にいる人との別れであって、身体を強く持つ以上に、心を強く持たなければならないのだと思います。

この悲しみがどれ程のものであるか・・




私は義母さんが亡くなってから(約30年)ずっとお爺ちゃんの悲しみを目撃してきました。

兄、弟、妹、戦友、近くの友人、知人まで。


デイサービスに通うようになってからは、毎回レクで楽しんでいるように見えて、来なくなった友をふと思っていたりすることもあったと思います。


時にはテレビの野球中継や相撲を観て気を紛らわし、悲しみを深く考えないようにしているのかもしれません。

あの世に行った友や親せきを増やす度に、再会を夢みているようにも感じます。



「老後は若き時より月日の早き事、十ばいなれば、一日を十日とし、十日を百日とし、一月を一年とし、喜楽して、あだに日をくらすべからず」養生訓
濃密に生きよ!ファイト!・・読売編集手帳より



自分はまだ半人前、十倍まではなくとも五倍くらいには差し掛かったのかも。
その心づもりでファイト!
自分!