おじいちゃんの病気

おじいちゃんが入院して、今日で2週間。
季節の移り変わりも実感出来ないまま病室のベッドに横たわる義父。
嫁を気遣う声が哀しい。

結核と疑われ検査が続く。
保険所への届けも済み、後は認定を受けるのを待つだけ。
何もかも、始めての事なので相手の言葉を聞き漏らさないようにと緊張する。

それでも昨日は約2週間振りに風呂に入れたと電話があった。
鼻に酸素を送りながら入ったらしい。
さっぱりしたのか機嫌は良かった。

結核だとしても薬で殆どが完治すると保健婦さんの話を聞いて
少しホッとしている。長期戦にはなるが仕方がない。
只、おじいちゃんの気弱になったお喋りが気になる。
一日も早く外の空気が吸えますように。