新しいクーラーがやって来た

結局クーラーが直らず電気屋へ買いに行った。

夫は姫路まで仕事、300キロの走行で昼も、ろくに食べていないので、頗る不機嫌な顔をして帰って来た。夕飯支度に間に合うように、早速、買い物へ。
それなのに、私が買い物に持って行く書類を忘れ、一度発進した車を引き返し、取りに帰ったものだから、イライラがつのり、運転は荒く、最悪の買い物。
思いがけない、高価な買い物である事で、気分は落ち込むのに、ストレスはピークに達してしまった。
ため息まじりに、車の混雑まで、全てがうまくいかないと駄目だしばかりの発言。
こちらも我慢の限界がきて、「もう、喋るな」と気分の悪さを吐き出した。

もう、最悪。

長女が気を使うのも分かっていたが、仕方のない出費だし、疲れていたって、早く買いに行かないと、暑さで身体が持たない。
文句言ったところで、しょうが無い。
疲労と空腹と金欠のストレスで、至るところで、吐き出すしか、術は無かったのだろうが、こちらは堪らない。
そんなわけで、土曜日は口を聞くのも嫌だった。
早く寝ればいいのに、と考えていた。
現にBSの歌番組を聞きながら、石川さゆりのオンステージを全く聞かずに、いびきをゴーゴーかきながら、爆睡してしまった。

本当に疲れていたのだ。

そう思うと、少し可哀想になってきた。

一日、ご苦労様。


日曜日はゆっくり休んで下さい。

日曜の朝、洗濯をしている時間に、夫の飲み友達から、電話。

夫は髭を剃り、いそいそ出掛けて行った。

友達は我が家の近くまで、車で来ていたらしく、夫が「ついでにと迎えに来て」と声をかけたのか?
上機嫌で友達の車の助手席に座り発車。


昨日のあの不機嫌が治ると良いのだけど。
気晴らしをしないとね。


子供達は、思い、思いに過ごしている。

長男が早くに起きて来た。
偉い偉い。

長女も何か?している。


おじいちゃんが言う様に、子供も大きくなって随分、楽になったものだ。

立派に成長をしたか、していないのか、当の親には、自信が持てないが、客観的には、後3年で次男が20歳。

家族に未成年者がいなくなり、社会的にも大人の仲間入り。

家族も枝分かれの時期に来ている。

今はまだ、細い枝で、何処で折れてしまうとも限らない。

茂々と緑豊かな葉を付け、勢い良く、空に向けて、延びていって欲しい。



24日・・・月曜日・・・曇り・・・まだ梅雨は開けない

掃除に洗濯を済まし、外のプランターの様子を見に行った。

傘三本、開いて陰干し。

プランターの前で花を見て、傘を開く、その間約5分。

この短い間に何カ所、蚊に噛まれたのか。

家に入ってムヒを塗るが、痒みは治まらない。

ふと次男が、いつも首のただれた所を、我慢して、かかないでいるのを思い出した。

痒みを我慢する事事態、精神衛生上、良くない。

これだけで、もの凄いストレス。

我慢を強いられたら、気も狂う程の拷問と一緒だ。

汗ばむ身体に疲労が重なる。

少しづつ、治まってくる痒みを、我慢しながら、PCに向かっている。

その痒みから、解放させたいと、今日は次男を病院へ連れて行くつもりだったが、いっこうに、起きてこない。

痒みに目をやると、ツベルクリン反応の様に、赤くなっている箇所は、数えて、10カ所もあった。

雨上がりに花壇に近づくものでは無い・・・教訓

今度からは、虫ガードスプレーを振ってからにしなくては。


お昼から、新しいクーラーが取り付けられる。

結局、買う羽目になってしまったが、昨日、今日と気温も30度には届かないし、不幸中の幸いではある。


新聞の天気予報は、傘マークがずーっと並んでいる。

今は何とか晴れているが、何時、降ってもおかしくない空模様。
湿度もかなり高い。

居間のフローリングの床は、裸足で歩く度、べとべとと音を鳴らすくらいだ。

湿気を吸い取って、椅子に置かれた、座布団まで、いつもの倍の重さになっているようだ。

足を組んでその椅子に座っていると、左右重なった部分が、じっとりと汗ばんでいる。

外そうとすると、まるで、粘着テープが置いてあった様に、お互いの足の皮膚を引き合う。
これが、まさしく梅雨だ。


札幌は、是ほどの湿気を感じる事なんて無かった。

夏休みに帰省した時は、いつも、これはまるで、クーラーの風だと感じていた。

湿度が無いぶん、風がさわやかなのだ。

夏になると本当に札幌が恋しくなる。


夏の暑さと、冬の寒さ。

どちらも生活する上の苦労しみがある。


老後は本当に半分づつ暮らしてみたい・・・そんな生活、許されないだろうか。