札幌は寒かった。

hitto2006-11-14

今日はいつもより異常に忙しく動き回り、留守の間、自分がいなかった事で目に付く埃や、タオル、洗濯物の山、食器の整理をする。

張り切る事を押さえながらも、自分の存在をアピールしたいばかりに、気付かれぬ労力を惜しみも無く使い果たしてしまう。

もう、程々でいいやろ、明日もあるのだだからと、老体をいたわる。


昨日は札幌にいたのか?

と夢のように思いながら、当たり前の様に、日常が戻っていた。


札幌では、予定通り、毎日を有意義に暮らせた気がする。

到着した日に、妹夫婦と墓参り、翌日、結婚式、最後の日は友達とお喋り。

なかなか密の濃い毎日だった。


心配だった、妹の子供達にも会い、苦悩しながらも自分のペースで、向き合っていると感じとれた。

随分大人になっていた。


結婚式は、札幌特有の会費制で、あまりの人数の多さに圧倒され、まるで芸能人並の披露宴だった。

大阪では、まず(我が家では・・)考えられない。

大阪で、会費を取るなんていう結婚式を聞いた事がないし・・・大勢に祝福されたいのなら断然、会費制が良い。

招待制でも祝い金を持参で、出席するのだから、同じようなものかと思うが・・。

札幌は、近い親戚しか祝い金を出さない。

友人たちも、まとまって欲しい品物を送ったりする。


冠婚葬祭は、その土地柄があって、時にはビックリする様な事もある。

兎に角、立派な結婚式を行ったからには、すぐに別れたりしないように、と姉で有る親の気持ちを思い、安心しながらも、先の不安も案じてしまっていた。

この頃、あまりに離婚をする人が続いただけに、取り越し苦労と言うものか。


最終日は友達とのお喋り、小学校からの付き合いなので、姉妹の次ぎに近い存在。

気を許して話しが尽きない。

悩みを共有しながら、互いを気遣う。

昔の話になると、記憶も定かではなく、笑い転げる。

大阪で25年暮らして、離れて暮らしているのに、遠慮無く、ずけずけ喋れてしまう。

そして、今もなお 、思い出を積み重ねている。