結局、昨日は長男の顔を見ずに寝てしまう。
何時に帰ってきたのか分からないが、背広を食卓の椅子の背に脱ぎ捨てて、今は自室で寝ている。
何事も無く帰って来たのは何より。
多少の羽目は外していたのだろう。
忘れられない楽しい成人式になったのだろうか?
今日はおじいちゃんの病院。
朝からソワソワ準備も万端に夫の車を待っている。
今日は、検査の予約がある為、朝一番に行かなければならず、検査結果も気になるが、取り合えず時間通りに行く事で頭が一杯。
長女も時間を気にしながら、いつもの準備より素早い身支度を整えていた。
本来なら、私の役目だろうが、娘に押しつけてしまっている。
火曜日でなければ、行けるのだが、火曜日は仕事が来る日なので、留守に出来ない。
おじいちゃんにしても長女の方が、気を使わずに済む。
こんな時は長女が、ソーホーで有り難い。
当の長女も、おじいちゃんの役に立っている事は、意義が深い。
何にもまして、私の気が楽なのが、申し訳ないが一番嬉しい。
その分、家の中では、一生懸命働く事にしよう。
次男も今日から学校、長男も午後からだろうが、学校のはず。
いよいよ本格的に、日常が戻って来た。
家のゴミ出しも終わったし、気分を新たにして、今日から仕事も家事も頑張っていきましょう。
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騒々しい目覚まし変わりのCDの音が、部屋の外にも響きわたり、ようやく長男が起きてきた。
今日は学校へ。
手短に、昨日の成人式の話を聞いて、深夜まで続いた宴会の様子に呆れるやら・・・
友達の近況から、それぞれの道に頑張っている様子を知り、幾つもの刺激になってくれたらと思った。
道は自分で切り開かなければならないが、無限に広がる可能性に、羨ましくもあり、頼もしくもある。
輝くこの時期は、同時に、迷い苦しむ時期でもあるが、どうか少しでも夢の実現に向けて納得した人生を歩んで貰いたい。
さて、仕事、仕事。