おじいちゃん手形☆☆☆

hitto2007-08-21

洗濯を済ませ、早いうちに、美容院へ・・・短い髪のせいか、風があるからか、動いているわりに、身体は軽く、それ程暑さを感じなかった・・・が、さすがに家に帰り着くと、とたんに汗が吹き出したが。

下水道工事がやっと終わった。
セメントがまだ乾いていないので、今日一日は、まだバイクを置けない。

郵便受けの下に20センチ四方にセメントで埋めたところを発見。
回りはタイルになっている。
工事の人が帰った後に、おじいちゃんと玄関に出て仕上がりを観察していた。

私が「セメントがまだ乾かないうちに、おじいちゃん手形つけてみたら?」と提案。
面白いことが好きなおじいちゃんは、なんの躊躇もなく、20センチ四方のセメントの上に手を置いた。
「あれ、結構固まっている。よく付かない」と言うので、「もう、一回」と言って私は、おじいちゃんが置いた指の上を 親指から順番に強く押した。
あまり強く押したからか?おじいちゃんが「手がくっついて離れない」と冗談を言うので、「ずーっと、そうしとき!」と返した。
手を上げると、僅かだが、ちゃんとした型がついた。
「ハリウッドのスターみたいだね」おじいちゃんは、満更でもない顔をしてみせた。

その場では、いたずら心だけだったが、この型が、おじいちゃんが亡くなった後にも、ずうっとそこに有ると思うと、ちょっと感傷的になる自分に気付いた。
馬鹿げたことだと、今は深く考えないことにした。

今朝、玄関に出てみると、くっきりと型が出来ていた。
元気でいる今も、その後も、私がここにいる間は、玄関でこの型を見る度、おじいちゃんを思うのだろう。