救急救命用医療機器「AED」

hitto2007-09-20

今日も快晴・・・真夏と同じように、扇風機が脇でフル回転している。
汗でしっとりした肌は、風があたるとヒンヤリして気持ちがいい。
今年の夏は熱中症患者が多く、老若男女、皆がこの暑さとの根比べだった。


週明けの18日、長島茂雄元巨人監督の奥様亜希子さんが、心不全のため亡くなった、まだ64歳の若さだった・・・心からお悔やみ申し上げます。
誰もが、長島監督に目をやり、まさか奥様の方が先立たれるとは、身内の方でなくとも考えてはいなかったと思います。

突然の死は、回りにいた者を心底落胆させてしまう。心不全とは・・・あまりに突然で、とても受け入れにくい。心の整理もつかないままに、悲しみは計り知れない。
我が家のおばあちゃんも 63歳の若さで亡くなった、死因は亜希子さんと同じ心不全だった。


Sleipnir のページで救急救命用医療機器「AED」・・・電気ショックが必要な心臓の状態を自動的に判断し、心臓電気ショックで正常な状態に回復させる医療機器・・・の事が載っていた。

四国八十八カ所を巡るお遍路の札所・・・まだ、58番札所仙遊寺愛媛県今治市)と75番札所善通寺香川県善通寺市)の2ヶ所だが、設置されたという。
年配者が多く、約1400キロに及ぶきつい行程で体調を崩す人が少なくないことに配慮したものらしい。おそらく、全ヶ所にも何れ設置されるのだろう。

三井住友銀行でも、全国463の全支店に設置すると発表したらしい・・・これは、心強い。
また、工事現場などにも「AED」が導入され、作業員の突然死防止や通行人の発症にも活用されるように設置されるようだ。
それと、京都市地下鉄全駅に市営地下鉄全29駅の改札口付近に、広告が付いた「AED」を設置するらしい。
平成16年7月から一般の人も「AED」を扱えるようになったのだけど、実際には、講習でも受けなければ、もたついてしまいそうだ。

4月30日にあった春季近畿地区大会府予選で、岸和田市の私立飛翔館高校で高校野球の試合中、投手が打球を胸に受けて心肺停止状態になり、観戦中の救急救命士の方が、同校に設置されていた「AED」で、その生徒を蘇生させ、一命を取り留めたことは、記憶に新しいが、これからは、一般人でも取り扱い出来なければならない。

ますます高齢化社会になるこの国で、「AED」があれば助かる命は、かなりあると思う。アチコチで導入が進めば、安心して外出が出来る。
将来は、各家庭に一台備えて、誰もが操作出来るような訓練がなされれば、尊い命が随分救われる。