「椿三十郎」を見て・・・☆☆☆

hitto2008-01-05

寒い、寒いと言いながらストーブの前に縮込みがちだが、新年を迎えて外は穏やかな日が続いている。
休みも後2日、私はゴミ出しの日が待ち遠しい。


昨日は「椿三十郎」を早速見に行った。
数年前まで、お正月映画を見に行っても、何処の映画館も混雑していて、チケットを買う時点で諦めていた。それが今では、近くに出来たMOVIXのお陰で、スムーズに入ることが出来た・・・感謝、感謝。
予告編を観た時から見たいと思っていた「椿三十郎

織田裕二さんの椿三十郎も良かったです。
その脇を固める俳優陣も芸達者な人達なので、安心して面白いものに仕上がっていました。
黒澤明監督オリジナルの脚本をそのままに、森田芳光監督がリメークしたものらしいけど、現代に蘇らせてくれたことに再び、感謝、感謝。
良いものは、良いので、これからもこの傾向が広がり、リメーク版が増えてくれるのは嬉しい。「7人の侍」なんかがリメークされるとしたら、どんな俳優さんが演じるのか?想像するだけでワクワクする。

今回の「椿三十郎」は、風景も屋敷の庭に咲く椿もあでやかで綺麗でした。
室戸半兵衛役の豊川悦司さんも適役でした。 

そう言えば、ちょっと前にNHK(BS2)でやっていた「三船敏郎」主演映画特集の中に「椿三十郎」は無かった。あれば見ようと思っていたが・・・残念。
椿三十郎」を見たのは遙か昔のことで、あまり記憶に残っていない。ただ三船さん主演映画は、何となく想像は出来そう。

そして昔の方がリアルな表現が多かった(血しぶきとかは苦手・・・今は音響効果が入るだけでした)

織田さんの椿三十郎・・・やり辛い点はあっただろうが、きっと楽しんで演じていたのだろうな〜剣さばきも巧かったです。

私は少し前の日曜日の夜にやっていたドラマ(1度見ただけでやめてしまった)や「東京ラブ・・・」のような役より、「踊る大捜査線」や、「振り返れば奴がいる」のようなドラマで演じる織田さんが好きだったので、少し凄みの利いた役どころに期待して見ていました。
松山ケンイチさんを筆頭に若侍9人もまるで織田さんの教え子のように、可笑しくも可愛らしく、憎めない愛嬌があって、誰もが一生懸命だったのが笑えた映画でした。
悪家老の3人組もなかなか良い味出していましたね。
それに忘れてはいけないのが、佐々木蔵之介さん。始め佐々木さんとは気付かず、屋敷の押入に閉じこめられた時に、あ〜佐々木さんだと分かりました。
若侍9人達の正義感に打たれ、押入から出現しては立場を忘れ、一緒になって一喜一憂する様が、なんとも面白かった〜。