今日までそして明日から

寒さも本番、生駒の山腹もうっすらと雪化粧している。
お父さん、お爺ちゃんも、子供達までも私に「山が雪で白くなっている」と外から帰って来るなり教えてくれる。
「へ〜!寒いんや」と、家の中で温々過ごす私への当てつけ?(それ、あるかも?)・・・ではなく、古里の郷愁を普段から好んで喋っているので「雪」事態が私に故郷を思い出させることを知っているからだろう。


こんな一番の寒い季節だけど、センター試験を受け自己採点にアタフタしつつ、今後の進路に向けて頑張っている子供達がいる。後もう少し・・・気を引き締めなければならないが頑張って。
AO方式などで既に進路を決めている子供達も半数近くいる、就職を内定している子供達、すでに働き始めている子供達だっている。

我が家の次男は、専門学校へ早々に決めてしまったので、今は気楽なものですが。
それでも、未来への扉は平等に開かれていると信じたい。

ひとり、ひとり違うものを背負って春を待つ子供達。
その扉の向こうに必ず越えなければならない試練が待っているはず。

世の中は、こんな筈じゃなかったと思うことばかり。
その時こそ、とことん納得するまで考えて欲しい。自分が行こうとしている道を・・・生きていくということを。

ゆとり教育のど真ん中を通ってきた、若干ひ弱な子供達も薄々気付いているだろうが、社会は非常事態なのです。
平成に生まれてヘイセイと言えない大人の世界へようこそ・・・どうか、殺し合ったりしないで下さい。
自分なりの生きていく方法を見つけ出して欲しい・・・段々話しが難しくなってしまった。
それぞれに、生きる力を身につけて欲しいだけのことです。


「今日までそして明日から」吉田拓郎 作詞、作曲の歌がある。

わたしは今日まで 生きてみました 時にはだれかの力をかりて 時には誰かにしがみついて 
わたしは今日まで 生きてみました そして今 わたしは思っています 
明日からも こうして生きて行くだろうと

わたしにはわたしの生き方がある   それはおそらく自分というものを  知るところから始まるものでしょう   けれど それにしたって   どこで どう変ってしまうか   そうです わからないまま生きてゆく   明日からの そんなわたしです

なかなか深い内容です。
私がまだ高校生の時の歌ですが、改めて聞くと若干20代の拓郎さんが作った歌だったことに驚かされます。