レイ・チャールズの映画「Ray」

hitto2008-02-13


今日は仕事をしながらレイ・チャールズの映画「Ray」を見ました。
BSでは、これから暫くアカデミー受賞作品が続くようです。

レイ・チャールズ 自らも構想に参加していたらしく、15年をかけたとか・・・主演を演じる人物が現れるまで更に月日は流れ、結局本人は完成を待たずに亡くなられたらしい。

幼い頃に、目の前で弟が亡くなり(溺死)、ずっと罪悪感に悩まされていました。そのトラウマが亡くなるまで続いていたようです。そして7歳で視力(緑内障で)を失い、ピアノに出会い、音楽の才能を開花させます。
盲目ということで、欲深い浅はかな人間に随分と騙されていた・・・それで人間不信におちるどころか、常に現実と戦っていた。
人の真実を見抜く才能も音楽の才能と同じように授けられていたのかもしれない。いや学んできたのでしょうか。

富と名声を得たレイは、麻薬におぼれてしまい、愛する妻に何度も責められます。
そして若くして亡くなった母親の言葉にも。

主演のジェイミー・フォックスが素晴らしい。
ピアノ演奏も吹き替えをしないで演じていたとは・・・名曲が生まれるシーンも天才と呼ばれる所以でしょうか、アドリブがそのまま大ヒットになるというのですから・・・見終わって、とても清々しい気分になりました。

音楽に国境はないといいますが、本当にそうですね。
特にレイ・チャールズの音楽に親しんできたわけではないけれど、機会をみつけて聞いてみたくなりました。