Art Garfunkel・・・ソロアルバム

hitto2008-02-26

風強く寒い、いまにも雪が散らつきそう

Art Garfunkelアート・ガーファンクル)のアルバムは、ベスト版を含めると何枚あるのだろう・・・まだ手にしていないアルバムもあるので、それは後のお楽しみということにしているのです。
現在持っているソロアルバムは7枚だろうか。リアルタイムで購入出来たのは、去年発売されたSome Enchanted Evening 邦題「魅惑の宵」のたった一枚。


どれから聞いても良かったので、ネットの検索を重ね試行錯誤・・・サイモン&ガーファンクルを一通り聞いた後に、始めて手にしたソロアルバムは・・・

Watermark (1978) 邦題「ウォーターマーク」。
始めてCDを置いた時は、飛び上がって喜んでいました。Marionette マリオネットも良いし、Sam Cookeサム・クック)の Wonderful World も素敵なハーモニー。
アートが、Paul Simonポール・サイモン)James Taylo(ジェームス・テイラー)と一緒に三人で歌っているのです。
二人ともソロになったけど、友情はまだ続いているんだと嬉しくなりました。


次は、Angel Clare (1973)邦題「天使の歌声」アートの始めてのアルバム。
まわりが心配する程、時間と制作費をかけて作られたアルバムでした。このアルバムは、「明日に架ける橋」を朗々と歌った美しい声に一番近いものです。
中でもAll I Know 「友に捧げる讃歌」は、ピアノの伴奏で始まって「明日へ架ける橋」の続編のような感じがしました。

言葉にすると、それだけの様な気がしますが、それはそれは感動ものでした。
(表現のしようがないのは、私の文章力の乏しさ・・・もっと知りたい方は、ネットで調べた方が早いでしょう・・・いえ、一度聞いてみるのが早い)
Feuilles-Oh「木の葉は落ちて」は、アートが「明日へ架ける橋」のアルバムに入れたかった曲でしたが、ポールに異質な感じがすると拒否されてしまったのです。ポールはポールで全く感じの違う曲を入れたかったのですが、結局12曲収録の予定が11曲ということになったのです。
そう考えると、二人の友情も距離をおかなければならない程、相当緊迫していたのでしょうか・・・悲しいことです。


次ぎに購入したアルバムは、Scissors Cut 「 シザーズ・カット」個人的には、一番のお気に入りです。
ただ残念なのはUS盤だということです。日本盤とは少し違った曲順になっていますが、ラッキーだったのは、Bright Eyesブライト・アイズ」がUS盤にだけ入っているのです。
「ウォーターシップダウンのうさぎたち」というアニメの主題歌となった「ブライト・アイズ」は、イギリス・チャート、6週間トップというアート最大のヒット曲になりました。
確かポールのソロにもないミリオンセラーになった曲です。

アニメを知らなかった私でしたが、うっとりする美しい歌声と、メロディがまた切ないほどに美しい曲でした。

この「 シザーズ・カット」は、アートの恋人ローリーに捧げられています。
残念なことに、ローリーは、アートが映画撮影で留守をしている間に亡くなりました。アートにとっては、一番辛い体験だったのでは?と思います。
テンポのよいHang On In「街はたそがれ」も大好きです。
またセントラルパークのライブで歌ったA Heart In New York 「ハート・イン・ニューヨーク」も収録されています。

私はセントラルでのアートの声に惹かれたので、最も近いこの時期のアルバムとして最高だと思いました。
まさか恋人に去られ、離婚調停にも苦しみ、これほど精神的に落ち込んでいた時期だったとは・・・絶句。

時間がないので、また追々と書き込むことにしましょう・・・つづく