「TULIP〜青春のラストラン」

hitto2008-03-15

NHKプレミアム10「TULIP〜青春のラストラン」を今頃見て・・・
ラスト・・・なの?・・・まだまだ、これからも行けそうです。
確か、BSでも再放送されるとか、宣伝していたな〜、ってそれは反響が大きいってことかもしれません。
これっきりは、全く残念・・・「魔法の黄色い靴」は、1972年の発売でした。

今から35年も前のこと。
GSの嵐が去り、若者はフォークに魅せられ、何処へ行くにもギター片手に持ち歩き歌っていたあの頃でした。
コピーして歌う人、シンガーソングライターを気取って歌う人・・・私は専らその輪の外で声を合わせているだけでしたが。
本当に上手な人が沢山いました。

仲の良い友達も素敵な声の持ち主で、ライブ活動をしていました。
その頃、チューリップと同じ舞台に立つことがあって、チューリップはその時リーダー的存在のグループで、友達は前座として歌ったことを今では誇りにしています。
その関係からか、私が最初に見た有名人がチューリップでした。
きっとチケットをその友達に貰ったのではないかと・・・記憶が曖昧・・・。

ただ、まだチューリップは有名ではなくて、「魔法の黄色い靴」を聞いたことは確かなのです。
その後の活躍は知っての通り。
「魔法の黄色い靴」は、ホップな感じで、財津さんの大好きなビートルズの影響が色濃いのでしょう。
私の好みで言えば、「青春の影 」が一番心にしみます。


君の心へ続く長い一本道は
いつも僕を勇気づけた
とてもとてもけわしく細い道だったけど
今君を迎えにゆこう


歌詞もメロディーもとても良く、私の中ではフォークベスト10に入ります。
・・・ベスト10・・・考えてなかったけど、今度ゆっくり考えてみよう。
やはり名曲は、いつまでも心の中に残ります。

財津さんの代表曲と言えるのでしょうが、これから先、生で聞けなくなるとしたら残念でなりません。
緊張感漂うリハーサルシーンが番組の中で映し出され、ライブ直前まで練り合わせているのを見て、プロ意識の高さを感じました。

シンガーソングライターの人達は、いつも新しい曲作りに目がいくものです。
特に若い頃に作られた歌は、今歌いたいとは思えないでしょう。
だけど、私のようなファンはあの時代のあの歌を聞きたいと、常に思ってしまう。
歌う方と、聞く方の温度差が歌手だけではない人達にはあるように思います。
それは仕方のないこと・・・だから、ご無沙汰の再結成に心が躍るのかもしれない。