なつかしのフォーク・・・「教訓1」

hitto2008-03-20

昨日は、恐ろしいほどの強風だった・・・「春分の日」の今日は、雨のため墓参りにも行けず、落ち着いた気分で過ごしている。
仕事もあるけど、今日はのんびり好きな歌のことでも・・・。

私が台所に立つと、時々出てくる鼻歌があるのですが・・・。
だいたいがラジオのBGMで台所仕事をしているのだけど、昔からの癖なのか、ラジオが無いと自然に出てくるのが加川良さんの「教訓1」・・・「命は一つ 人生は一回〜」と始まる。
このフレーズが気に入っているのか・・・その加川良さんのメッセージを度外視して口ずさんでいる。

それで暇なのでネットで検索なんかして、色々と分かってくる。
高田渡さんに影響を受けていたんですね。そう言えば、何年か前に井上陽水さんが主催した番組があった・・・これも録画して残してある筈。
高田渡さんや加川良さん、友部正人さん、小室等さん、三上寛さんもいたっけ。その時の印象が、加川さんの人柄なのか、高田渡さんに気を使っていたなあと・・・そうか、師だったんだ。三上寛さんが高田さんとやり合っていたのをぼんやり覚えている。


いつだったか、私は関西の友人のお供で、加川良さんのコンサートに出掛けたことがあるのです。
勿論札幌で、市民会館だったと思います。
加川良さんが、全国を精力的にコンサート活動をしていた頃のお話なので、ほぼ同時期、吉田拓郎さんも全盛の時だった。私が20歳くらいの時だったと思います。

有名な話しですが、中津川フォークジャンボリー(1970年)で「教訓」を披露されたのが最初で、翌1971年にデビューアルバム「教訓1」を発表している。
このレコードは手元にあるのですが、聞けない・・・聞きたい。
それでYou Tubeでも・・・サクッといかないパソコンですが、なんとか聞けた・・・懐かしい。
昔の映像はないものの、あの独特な言い回しは、加川さんにしか出せないものです。あれで、中津川フォークジャンボリーの飛び入りで歌われたとは・・・そこにいた人は、度肝を抜かれたでしょう。インパクトが強いので、一度聞いたら耳に残ります。  


命は一つ 人生は一回 だから命を 捨てないようにね
あわてるとついフラフラと 御国のためなのと言われるとね


死んで神様と 言われるよりも 生きてバカだと言われましょうよね
きれいごとならべられた時も この命をすてないようにね


青くなって尻込みなさい 逃げなさい 隠れなさい

 
強烈な反戦歌なのですが、命を粗末に扱われる現代にもどこかマッチするところがあります。
BS「フォークの達人」にも出演していた加川良さん、あの時のビデオもまだ大切に保存してあるはず。今も力強く、健在振りを示していました。すぎの暢さんの(ラップスチールギター)と加川良さんのギターと、あの声だもの・・・凄く迫力がありました。
もう一度、捜して観てみよう。