青年は荒野をめざす・・・

hitto2008-05-17

 ひとりで行くんだ 幸せに背を向けて
 さらば恋人よ 懐かしい歌よ友よ
 今 ウウー 青春の河を越え
 青年は 青年は 荒野をめざす


「青年は荒野をめざす」昨夜、子供達があんまり疲れた顔をして帰って来たので、つい歌って聞かせたのだけど、誰一人として知らないと言う。
それより「イカロスの歌」が良いとか言いだし、さわりを歌ってくれたけど、その歌を私は知らない。 

「青年は荒野をめざす」は、ザ・フォーク・クルセダーズの歌だったんだ。1968年(S.43)

便利なネットのお陰で、作詞者、作曲者、年代まで一瞬で引き出せる。
作詞は五木 寛之さん・・・「青春の門」そのままの詩だと思ったら「青年は荒野をめざす」という小説も書かれていた・・・ そう言えばそんな本があったな〜と微かに思い出す。

作曲は加藤和彦さんで、歌うはザ・フォーク・クルセダーズ。メンバーは北山修さん、端田宣彦さんです。
誰が作者かも知らずに歌っていた。
この頃のフォークは一人歩きして、耳に入ってくる。
書店にはフォークの本が何十種類と出版されていた・・・どの歌本にも必ず入っていた曲だったと思う。
私も2冊ほど持っていたけど、いつの間にか無くしてしまった。多分ボロボロに成る程ページをめくって歌っていたので・・・いつしか捨てられたのだろうな。
その代わり今は、なつかしのフォークに行き当たるサイトが沢山あって嬉しい。
おまけにカラオケ気分で歌うことも出来る。


現代っ子には、この歌のような荒野へ向かえる勇気を奮い起こして欲しいと思うのでした。
若い内の苦労を親が取り上げてはいけないのだと・・・思うこの頃です。
死の淵を見たときに、泣きながら好きな歌を口ずさむ・・・これ以上の苦しみはないと思えば、明日から又生きていける・・・

とんでもない苦しみをもしかして感じているのかも知れない・・・などと取り越し苦労をする親もまた好きな歌を口ずさむ。