たくましくなった、私・・・

hitto2008-08-28

この暑さも8月いっぱいだと観念していたが、思ったほど8月の後半は暑くならず大助かり。
富士山では記録的に早い初雪とか、関東も8月とは言えない涼しさなんだとか、これはとんでもない異変か?さて、それでも楽観している呑気な主婦としては、やっぱり早く来た涼しさは有り難い。
されど、このままじゃ終わらないぞ!とでも言うくらいの暑さが又ぶり返してくるかもしれない。

今日は生憎の雨模様・・・身体中にまとわりつく湿気が汗と一緒になってベトベトしている。
生協のTさんが私のお薦めした「コンバット」を使用したが、まだ台所辺りに(ゴキが)出没するという。
成虫ではない小柄なゴキ君らしいが、やはり煙りで退治する何とかレッドを使用した方がいいのでは?と不満気に話す。

我が家は、昨年シロアリ駆除をして、シンク下の隅にコンバットを置いている。今年も一昨年もお目にかかっていない。しかも今年は新しい物を購入していない・・・出来るなら一生会いたくないものだ。


大阪で始めて暮らした住居にも立派なゴキ君がところ構わず出現していた。
その頃に(もう既にあった)何とかレッドを炊き、昔は半日以上不在にしていたと思うけれど、その外出から帰って家に入るのが、どんなに嫌だったか。
夫がもう大丈夫と言うまで入れなかった。
この部屋のゴキ君が煙に追い出され部屋のアチコチで亡き者になっていたら・・・なんて思うだけで背筋が寒くなった。
何匹のゴキ君を退治出来たのかも知らされず(聞きたくもなかったし)念入りに掃除をして部屋に入った。
今からは想像できないくらいの臆病者だった。
守るべき子供のいなかった頃の話だ。数日後、思いもしなかった部屋の隅で横たわるゴキ君を発見した時には、何時間も放置しながら、意識はその方向に常に集中していた・・・何かに包む事も不可能だった。仕方なく金チョールをこれでもかというくらい振り掛け、夫の帰りを待っていた。
今でも困り果てた若妻の頃を思い出す。


私はその話を札幌の身内や、外で会う友達会う友達に、繰り返し同じ話をしていた。(ゴキ君に)出会ったこともない札幌の住民が羨ましかったのと、そんな大阪でよく暮らす気になったねと思われても、それ以上の覚悟が有ったのだと知って欲しかったのが本音だったのかも・・・今もゴキ君とこの不快な暑さにも負けず暮らしを守っているのだから大したものです。


後に戻れない月日は、確かに私を逞しくした。
今じゃゴキ君と勇敢に戦う友人達を見よう見まねで、目を離さずにスリッパで叩けるくらいの度胸が付きましたから。