賀状・・・御免

hitto2008-12-03

昨日一昨日と雲一つ無い夕焼け、そしてすっかり日が沈んだ空を見上げると綺麗な形の三日月が・・・そばには一際光る星2つ、木星と金星だったんだ。

ブログに写真を載せるようになって、空を見上げることが多くなったせいか、どんよりした空、澄み切った空、そこに浮かぶ雲の形までもが見ていると美しく、シャッターチャンスと心動かされる。
見上げる空はどこまでも広く果てしない・・・この大空を仰ぐとき、なんてちっぽけな自分が生きているんだ と、実感させてくれる瞬間でもある。

先月、既にお爺ちゃんは年賀状の印刷を頼んでいて、11月末には刷り上がっていました。印刷を依頼した時までは元気だったのに、今は宛名を書く手の自由がまるできかない。
お爺ちゃんのところへは、年々喪中の葉書(しかも当の友人の訃報)が多く届くようになって、今年は既に6枚。
中には、身内の喪中を知らせる内容と一緒に・・・・・自分も90歳を過ぎたので、元気ではあるがこれを節目に賀状の差し出しをやめさせて頂きたい、長い間有り難うございました・・・と丁寧に書かれたものまでありました。


相手を思いやると、同時に自筆で出すに出せないお爺ちゃんの気持ちまで考えると、何とも言えない複雑な思いに胸を痛める。
刷り上がったばかりの新しい賀状に、今年は私が代筆することにしました。
自分が出す賀状は後回しで、今は子供にイラストをお願いしている段階、まだ日数はあるけれど・・・。

お爺ちゃんが入院してから毎日お見舞いに行っている。
お爺ちゃんのベットの脇には尿瓶が添えられていて、尿は自力で出しているようです。
大きい方は、看護師さんにお願いして、車椅子に乗せてもらいトイレまで連れていってもらう。
パジャマの上げ下ろしも看護師さんの手を煩わせてしまうが、なかなか巧く処理が出来ないこともあって時々下着やパジャマを汚すことになってしまっている。
毎日着替えをするのが当たり前になってきた。
今、おむつにしようかと悩んでいるが、お爺ちゃんの自尊心は、ここに来るまでズタズタに傷付いているので、私の口からは言い出せずにいる。
使い捨てのおむつの方が私達に気兼ねしないですむのではないか・・・と、どうなのかな。