「ザ・エージェント」 1996年・アメリカ映画

hitto2009-03-05

朝からくしゃみを2回、花粉症じゃないけれど、鼻がむずむずする。
いよいよWBC本番、テレビは試合終了まで中継してくれるので、録画が増えそう。


NHKスペシャルドラマ 「白洲次郎」と「ザ・エージェント」 1996年・アメリカ映画。
たまってきた録画を鑑賞しました。



白州次郎
画像が凝っていて大正という時代を感じさせてくれる。
しかも上流階級の家族の暮らしぶり白洲家の全面的な協力とあるので忠実に描かれているのだろう。
それにイギリスの風土や人物も含めて興味深かった。
白州次郎を演じた伊勢谷友介さんがスマートで英語が堪能、それだけでも憧れの存在。
その上、異国であるイギリス人の前でも動じない態度、強い心をもって自己主張できるなんて「日本一カッコいい男」と呼ばれるのも頷ける。
混乱の時代を予想して、自給自足の生活を始めるなんてこと一度は考えそうだけど、なかなか実行に移せる人は少ない。
決断の潔さは見ていて惚れぼれします。

同じ島国の英国と日本、次郎が「君は変わった、敵と味方になっても平気なのか?」と言うと、イギリスの友人ロビンが言っていた「ジェントルマンは感情を表に出さない」・・・いかにも日本魂にも通じる言葉だと思った、どこか似ている。
次回は敗戦後の日本、混乱した日本をどのように立て直し、大きな外国人に対して渡り合うのが楽しみです。


続いて
ザ・エージェント」 1996年・アメリカ映画・・キャメロン・クロウ監督
優秀なスポーツ・エージェントのジェリー・マグワイアは、利益を優先する会社の方針に異を唱える提案書を書いたためクビになってしまう。彼に共感してくれた会計係ドロシーと新たな会社を興すが、ついてきてくれたスポーツ選手は落ち目のアメフト選手ロッドだけ。何とか有名選手を獲得しようと奔走するジェリーだったが・・・。ロッドを演じたキューバ・グッディング・ジュニアがアカデミー助演男優賞を受賞・・・・・byNHK

主役のトム・クルーズレニー・ゼルウィガーも良かった。
ミッションのトム・クルーズよりも私は好き。
スポーツ選手とエージェントの関係をこの映画で知りましたが、日本はどうなのだろう・・・サッカーや大リーグなんかは海外で活躍しているのでプロのエージェントを通して契約するのだろうと想像がつくけれど、日本は・・・。
アメリカでは企業として成り立つのだから如何にもという気がする、プロスポーツが多いものね。


ジェリー(トム・クルーズ)とドロシー(レニー・ゼルウィガー)のラブ・ストーリーをからめて・・・かつての恋人には「負け犬」呼ばわり。
高い鼻をへし折られ、そこから這い上がるのが見もの・・・ドロシーは最初からジェリーに一目惚れ、チッチとサリーの恋物語のように健気。
しかし、ロッドの成功がなければできない話で、エージェントとの信頼関係が重要なカギです・・・とは言っても運もある。


軽いノリのロッドが最愛の妻と信頼できるジェリーの言葉によって軌跡を起こしたのか?
ロッド(キューバ・グッディング・ジュニア)夫妻、ジェリーたち、二組の夫婦関係を対比させていて感情の揺れが分かりやすい。

トム・クルーズレニー・ゼルウィガーの美男美女の組み合わせで、美しさやカッコよさだけに捉われそうだが、二人の人間味ある浮き沈みが余計に際立ち楽しめた。

離婚女性だけが集まるのは、何か間違っていると思うが、ドロシーの「男は女の敵だけど、私は敵を愛している」と言ってお茶を出す姿が強くて大好き。
ジェリーもよくその場に飛び込みました。
この愛が本物だと確信した良いシーンでした。

書くのを忘れていました・・・ドロシーの子供レイが凄く愛らしくかわいい・・・それとそれと使われている音楽もまた良かったです。