まずは1勝!

hitto2009-03-06

昨晩から降り続ける雨が、何だかますます激しくなってきました。
出掛けたい用事があるのに挫けそう・・・といろいろ理由を考えて既に行かないことに決めている。


WBC、「まずは一勝」の見出しに胸がときめく。

数日前のくらし教育欄に映画≪「おくりびと」は仕事の教科書≫というタイトルでコラムが載っていました。

学生さんに見てほしいと訴えている。
仕事を考える「キャリア教育」のエッセンスが凝縮しているとも・・・


主人公は、夢を叶えてチェリストとしてオーケストラに入団しますが、直後の解散で失業・・・そうそう、1800万円のローンが残ってしまった。
人生は思い通りにいかないと失望します。失意のまま帰省。新聞で見た求人広告を「旅行業かな」と勘違い、面接を受けすぐに採用・・・この場面が可笑しかったです。

頭で考えるより行動を起こしています。納棺師が何かもわからないまま働き始め、やがて今までの仕事とは違うスキルや社会性を身につけていく。「まずは働いてみる」というのが重要だと・・・。
つらいことや嫌なことも経験しますが、小さなやりがいや喜び、人に感謝されることも体験していきます。そして徐々に仕事が好きになっていきます。
今の時代に仕事とは何かを考えさせるストーリーだと言っています。人生は自分が思い描いたようにはいかないことも多いけれど、思いがけない出会いが人生を豊かにすることがある。
キーワードは「希望と失望」「偶然と行動」「働く」」「喜びと感謝」「育てる」
・・・そして「生きがい」に繋がるのでしょうか。



子どもたちにも知ってもらいたいキーワードです。
ですが、我が家の子供たちといったら、働く前の段階で尻込みしている。
これは働く意味を見つけられない証拠なのかも。
差し迫った働く意識にも乏しく、バイトで稼ぐ遊び銭さえあれば事足りると思っている。
今は同じ穴の狢が寄り集まって楽しんでいるように見えて母親の私は不安でいっぱい・・・この先の社会もこの先の子供たちも。
団塊世代が退けば、求人も溢れるほどと思っていたけれど(親もあまい)未曾有の不況がやってくるなんて。
もうひとつ強く言えない状況に親の方もただ静観するしかない。
いずれ状況が変わることを願って、自立へと辿りついてほしい。