今日もS&G

hitto2009-04-08

今日も布団干しには最適な晴天、何をしていてもサイモン&ガーファンクルのコンサートのことを思っている。
今日は、ちゃんとチケットの先行予約をしなければ・・・。


先行予約は一般発売に先駆けて行なわれる予約で、優先予約ではない・・・とある。一般発売開始前にチケットの確保を主とした目的で行っているので、座席の位置は申し込まれた席種(S席)の全てのエリアからの抽選となります・・・とある・・・そうか、先着順じゃないのか・・・天に運を任せ、抽選者に委ねることしか出来ないようです。


思えば良い時代(私にとって)になったものです。
子育てに追われ、80年代、90年代はお気に入りだったにせよS&Gの曲も、他の曲にしても、しんみりと聴く時間もなかった。「明日に架ける橋」のアルバムを何度も聞いたのは、もう35年も前の話。
2003年のBS2でセントラル・パークでの野外ライブの映像を見るまで、こんなに心の奥深くまで入り込むことはなかった・・・いやいや、違った、録画を見て感動したにはしたけれど、この録画を何度も再生する時間は、その時でもまだなかった。


母が亡くなり、後を追うように父が亡くなり、末っ子が中学性になり、「子育てにホッとすると、病気になるよ」と、肺炎を起こした友人に、忠告された通り・・・案の定私は病に伏すことに(それがバセドウ病だった)
身体には力が入らず、内職と家事をするのがやっとで、他の空いた時間は、ただただ休息していた。



そんな時、録画してあったライブ映像を取り出し、心の栄養剤の如く何度も聴いていたのです。
それと薬の服用で身体が元気になると、今度は長女のパソコンを拝借して様々なS&G関連の情報を得ることに。
私の手元には古いカセットと録画だけ、ここから始まった収集。


S&Gは活動期間も短く、ファンにとっては、収集を始めても、たった5枚のアルバム作品という(今思えば、少なすぎる・・・だけど、その分何度も聞き込む)枚数の少なさは、安上がりで家計に響くほどではなかった・・・それから、ソロになってからのCDまでチマチマと集めることに・・・まだ完全じゃないけれど。


今はもう、生の本人に出会えるのは、これが最後と思わざるを得ない。
アートの香港ライブ(2006秋)でもそう思いながら出掛けたし・・・まさか、まさか、現実に彼等が日本にやって来るなんて、やっぱり夢のようです。
今も精力的にコンサート活動をしている二人。
声の調子が心配ですが、2003年のオールド・フレンド・ツアー再結成の時よりも、数段調子が良いと思っている。
多分私生活も充実していて、今は楽しんで歌手活動をしているように思うし、努力していると思う。


それは全盛期の頃の比ではないけれど、味わい深い二人のハーモニーが必ず聴けると思います。
アートの「明日に・・・」は、気合いを入れて全力投球、あのブレスで長い発声、最後の盛り上がりまで全力で歌い上げるのには、思わず「ブラボー!」と叫びたくなる。
6月のオーストラリアを皮切りに始まるツアー・コンサート・・・何から歌い始めるのか気になる・・・きっとMrs Robinsonかな・・・ワクワクしている幸せな自分がいます。
影響を受けた芸能人もたくさんいることだし、会場を見渡せば、どこかの席に有名人がいるのかも・・・いや、きっといます。



こうしてパソコンに向かって気ままに書けることを、数年前までは考えられなかった。
季節の変わり目に気が向くほど心が緩み、それも自分の時間を持てたこと・・・そして余裕のなかった心が、好きな曲と出合えて解放されたからかな。
こんな時こそ、何も起きませんようにと願うだけ・・・それだけです。