犬も食わない

hitto2009-05-02

塞いだ気持で今にも涙が出そうだったのに、昨日のコメントと眩しいくらいの青空で、気持ちが不思議なほどに楽になってきました。
パソコンの前に座り、今日は愚痴で埋め尽くそうかと考えていたのです・・・。
少し冷静になると、バカバカしいことに気がつき・・・さて、書いてしまおうか・・・どうしようか、と。


ここ数日確かに忙しく、私の気持ちに余裕がなかったし、イライラしていました。
仕事は手つかず、外出することが重なって、帰りが遅くなるとパソコンにも向かう時間が持てないし、家事にも追われる。


買い物をして食事の準備。
昨夜は、駅前のお肉屋さんでお肉を買って「すき焼き」と決めていました。
ちょうどお父さんが帰宅。
私は簡単に材料を切って準備をしていました。


お風呂上りのお父さんが、鍋奉行にお任せとばかり、お肉をジュージューいわせて焼き始めました。
関西風「すき焼き」でしょうか・・・お肉を焼きながら、まずは醤油や砂糖、お酒を振りかけ、割りした作り、野菜を入れてたっぷりと焼いていきます。


すべてお任せにしたらよかったものを、「うすい、しょっぱい・・・」といろいろ注文する私・・・嫌な女です。
お父さんが味付けする横から砂糖やら醤油をドバドバ入れ、憤慨するお父さん。
せっかく味見をしながらビール片手に楽しんでいたのに、気分は最悪になったと思います。
お父さんも黙ってはいない。
私が「まだ、しおっからくない?」と文句をつけると「横から醤油を足すからだ、この味でちょうどいい」とパクパク。
「これじゃ、お爺ちゃんは(大甘党)食べないよ」と私が言うと、横にいた娘が「お父さん、お母さんに味付けしてもらったら?」と言うので、ますます面白くないお父さん。
この日は長男も次男も留守で、長女と3人で囲んでいました。
なので、娘の前では父も母も遠慮がなく、言いたい放題、娘もいい迷惑です。


食べ終わったころ、お父さんが自分の食器を台所に置くと「糸こん」が・・・絶句。
私がたまたま別のボールに移していた「糸こん」を見つけ
「なんだか、おかしいと思った。すき焼きに糸こん(を)忘れるか?何してるんだか・・・」と他にもいろいろ、私を睨みつけて言うのです。
その後に続く「ボケたんじゃないか・・・」と言いたげなお父さんの言葉を遮るように
「お父さんだって、一緒に食べてたやん。自分だって食べながら気付かなかったくせに・・・私のせいにしないでよ!」プイっと私。


テーブルを片付け、涙が出てきます。
疲れもピークに達し何もしたくない。
もう、これっきり口も聞きたくない気分です。
「お父さん、お母さんに謝り・・・言い方、悪いよ」と娘に言われても
「何も悪いことなんか言っていない」・・・と、罰の悪そうな顔。


食事の後のテレビも見ないで、ふて寝です。
疲れていたのは、私も夫も一緒でした。
殆ど口も聞かず、今朝はいつもより早い出勤。

犬も食わないケンカの内容は、こんなものです。