病院へ付添

hitto2009-09-04

昨日はお爺ちゃんの病院へ付添・・・と言っても、先月の苦い経験から私が一足先に診察券を出しに行くことにしました・・・院内は凄い込みよう、11時予約で診察室に呼ばれたのは2時近く、家で待たせていてもイライラするお爺ちゃんは、1時過ぎにやって来て、受付の女性にあたってしまう
「こんなに待たされたら、気分が悪くなって病気になってしまう」・・・???・・病気じゃないと思っているお爺ちゃんの診察日が一番の病の元凶になっている・・だけど、ここは病院だから。

多分ずっと待っていた私の代わりに言ってくれた言葉かもしれないけど、私の思いが報われない・・・そういう気持ちになられるのが嫌でお爺ちゃんの代わりに私が並んでいたのに・・お爺ちゃんの前の人達はもっと前から狭い院内で待たされている。
年配者の方が多く待たされ「ちょっと。ちょっと、オネエチャン、後どのくらい?」と、尋ねる人のなんと多いこと。


名前を呼ばれてからも、診察室のドアの前で待つこと1時間、隣で待つ人と全く噛み合わない世間話をしながらも、話すうちに近くに住む御老人だとわかる。
御歳96歳?耳を疑ってしまいました。
お住まいは我が家より(山の)500メートルは上方で(ということは、病院まで2キロはあるかと)一人で歩いて来ています。
それを知ってか途端に神妙な態度になるお爺ちゃん、そのあとは敬意の眼差しで話を伺っていました。
黙々と自分の番を待つそのお爺ちゃんとお話が出来て本当に良かったと思いました。
診察室へ入るそのお爺ちゃんを見送ってから、目を見合わせて「上には上がいるのねえ・・・」と、ただ、ただ、感心してしまいました。


お爺ちゃんは、自分と同年代、若しくは年下?なんて思って話していたのか・・・大抵が自分が一番の年長者と思っていて、身体は多少不自由にはなったけれど、元の元気を取り戻し自信が付いてきたところ、この頃は自分を敬われる言葉に慣れてしまっていたのかもしれない。
ちょっとした出来事に自分を見つめ直すことが出来たとしたら、嬉しいより私は有難い。