最後の真実

hitto2009-09-14

阪神の3位浮上でご機嫌な夫、ここまではめでたし、めでたし。
今週は、今日を入れて後5日で大型連休、部屋の模様替えになりそうですが・・。
家の雑用を済ませ、午後はまったり・・・。


昨日の日曜洋画劇場「9.11アメリ同時多発テロ 最後の真実」
過去に遡って検証されていた。
FBIを通したアフガンの状況や、テロ攻撃を食い止めようと危険な任務を遂行している姿。9・11までどのように繋がっていくのかドキドキしていた。
最後の真実と書かれていて、どこまでが真実なのか?やはりぼやけてわからない。


真実なのはあの映像が本物で、ワールド・トレード・センターの中では多くの人々が一瞬にして命を落とし、犠牲になったこと。
テロの実行犯がFBIの捜査をかいくぐり9・11に焦点を当てハイジャックした旅客機で突撃してしまった事実、今もなお報復として繰り返されているアフガンでの戦争の実態・・・これまでに罪のない人々が巻き添えになった事実、亡くなった多くの人の声が聞こえてくるような内容だった。


FBIの幹部だったオニールもその犠牲になった。
オサマ・ビン・ラディンという名を聞くだけで寒気が起こる。
FBIの一人が、食い止められなかったという無力に打ちひしがれ苦悩する姿、大統領でもなければ歯が立たない。


それにしても恐ろしい内容だった。
パール・ハーバーでの日本軍攻撃もこんな風に始まったのだろうかと・・・今さらに上に立つ人にはしっかりと外交を務めてもらわなければと思いました。
敵対する国と国、しぶとく、しぶとく、どこまでいっても平行線を辿るのだろうか。


人はどこまでも愚かな生き物で、ボタン一つで町が消えるとなれば、これ以上の犠牲者が生まれることに・・・北朝鮮の脅威と合わせて国と国が理解し合うのは難しいのものだと痛感する。


長い時期平和を保ち、事なかれ主義の私は、大きな出来事に対応する自信が無くなって、不安ばかりが広がってきている。
日本という国もまた豊かな時代が続き、壊れていくときに何が正しいことかも判断ができず、混迷の中に漂うばかりになっているのではないだろうか・・・事なかれ主義ではいつまでも前へ踏み出せない。


戦争のない日本では、多くの人が大きな挫折を味合わなくなってきている反面、挫折を前にした人が次から次へと死を選択している。
これは、自分の身を守るばかりの人たちに取り囲まれているせいかも知れない。
ものも云わず人々を踏みにじるテロの攻撃は、日本の格差社会を導き、多くの人を蹴落としてきた組織にも似ている気がする。