腕の体操

hitto2009-10-20

今日はお爺ちゃんのデイサービスのお迎えが遅く、お爺ちゃんはご機嫌斜め。
それでもお迎えの車が着くと満面の笑みで応えるのです。
それまでの不満そうな顔が嘘のよう。
今はきっとデイサービスの日が生甲斐の一部になってしまっている。


そこで見せる表情は、私の知らないお爺ちゃんなのかもしれない。
普段私に辛く当ることもしないのだけれど、場を盛り上げることもしない。
家の中では静かに暮らし、好きなテレビを見たりして日が暮れてしまう。


やはり家族に構われない寂しさがあるのかもしれません。
施設の中ではムードメーカーと介護士さんが言う。
このままの月日が穏やかに、いつまでも続きますように。

眩しい夕日が沈まぬうちに洗濯物を取り込む、晴れた日は洗濯物に虫が寄って困る。
オレンジのタオルに草虫が1,2,3。
なんで虫は黄色いものが好きなのだろうか、タオルに鼻を近づけると突くような強烈な匂い、手首のスナップを利かせ一枚一枚はらう腕の体操。