日本アカデミー賞

hitto2010-03-06

日本アカデミー賞、何となく昨夜見ていましたが面白かったです。
特に受賞した俳優さんのコメントや表情など、とても緊張した面持ちとか直に伝わってきます。関根勤さんと木村多江さんの司会も良かったです。

関根勤さんの質問はいつも笑えるので、どうなるのかと心配していましたが、結構大真面目に務めていました。
三浦友和さんへのインタビューは視点がずれているようで、次男さんが俳優デビューしたとか、答える三浦さんの戸惑った表情を引き出したことも関根さんだから出来たことだったのかも。
笑福亭鶴瓶さんには身内感覚で手厳しかったですが。

最優秀主演女優賞を受賞したのは「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ」に出演した松たか子さん、最優秀主演男優賞に輝いたのは、「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作、若松節朗監督)に主演した渡辺謙さん。作品賞も「沈まぬ太陽」でした。
何故だか、鳩山首相が来ていましたが、そんな場合か・・と、ちょっと言いたくなりました。


最優秀助演男優賞に「劔岳 点の記」の香川照之さんが受賞した時は、私も映画を観て香川さんが凄い!と思っていたので感動してしまいました。
それに5年連続5度目の候補というのも凄いですが、初めての最優秀助演男優賞だったというのは意外です、とても嬉しかったでしょうね。


最優秀助演女優賞には「ディア・ドクター」の余貴美子さんが2年連続で受賞されました。
プレゼンターの受賞はないだろうと本人は思っていたのか(私も)、自分の名前を自分で読んだ時の気持ちを察すると戸惑いもあったようで、驚いていながら照れた感じでいたので挨拶の言葉さえ考えていなかったのかも・・と思いましたが堂々としていました。
私の中でも一番印象に残るコメントでした。
「映画(ディア・ドクター)に『この嘘は罪ですか』という言葉が出てきますが、俳優という仕事も何かになりすましている、という感じがある。人の役に立てる嘘をつき通したい」・・・と。
やはり考えていたコメントのような気がしますが、咄嗟に出てきたというのなら流石に名俳優という気がしました。

釣りバカ日誌」のお2人も会長功労賞という賞を受賞したそうで、そこもテレビに流してほしかったです。