無力

hitto2010-06-07

いつものように週明けの掃除を済ませ、昼食を済ませ、やっとここに落ち着く。
亡くなった人のことを思い、手を合わせお参りしていたあの時よりもずっと、掃除をしている間、食器を洗っている時、何をしていても、故人を思い出している。

お爺ちゃんは、何も言わないが心の中まではわからない。
相当ショックだっただろうと思っていたので、そのことに触れないでいるが、いつもと全く変わらない・・むしろ元気に花に水やりをしたり、通りすがりの知人と笑顔で話を交わしたりしている。
しかも先週から数独にはまり、部屋にいると新聞の毎週日曜日の数独の問題を解こうと張り切り、私が顔を覗かせると質問攻めに合うくらいで、私は別の紙に写して解いた次第で・・残念ながら今も解けないでいるが頭の体操と言って頑張っている。


私と故人とは、そんなに親しいという間ではなかったのに、元気な顔を見た後だったことが自分の中で相当衝撃だったのだと思う。
どのように考えてみても気持が落ち込むばかり、いつもと変わらぬ景色が何となくどんよりとした空気に包まれ(本当に曇っているが)無力感に襲われる。
残された夫人の落ち込みを思うと辛く同情してしまうし、話をしに来るはずもないが、どのように励まそうかとか掛ける言葉はみつからない。


人からは気が強く、人の意見を否定的に捉えたりするので素直でなく、融通のきかない頑固者で我が儘で自己中と思われているかもしれないが、案外と気は小さく、怖がりで、回りに気を使い、くよくよと考えてしまう性質なのです。
そうして時間ばかりが過ぎるので、気晴らしに趣味のサイトを久し振りに覗いて見て遊ぶ・・といって、パソコンのファンは相変わらずストを続行中で、長い時間向き合えない。


ネットの世界は広く繋がり、奥が深いのに、日頃私が使っているマウスの動きは鈍く、案外と狭いマウスパットのスペースに留まっているように偏り、電波も狭い視野にしか当たらない。