嫁入り道具

hitto2010-08-01

昨日一日がすっぽり抜けてしまったような気持ちで日曜日の朝を迎えた。
何だか昨日の夜は阪神中日戦に押され、私はテレビの前でグッスリとうたた寝をしてしまいました。
長い延長戦が終わって、起こされたのは11時半を過ぎていたんじゃなかったっけ?
試合は5対5の引き分け、観客席は満席でした。
暑さを忘れるほどの熱さで応援合戦が繰り広げられていました。
勝敗よりも最後まで観戦して帰宅できなくなった人もいるんじゃないだろうか・・と、要らぬことを案じてしまった。
途中まで中日ガンバレと応援していたのに、阪神はしぶとい、試合終了してからの落合監督の苦笑いがとても印象的でした。


昨日の昼間は買い物へ出かけアチコチと歩き回りました。
夕食後に、それまでの疲れがどっと出てしまったようです。
新聞のチラシに踊らされ、久しぶりに大型家具屋さんまで出掛けてきました。
新店舗になるとかで、現品処分のセール開催中だったのです。
家具屋さんに連れて行ってもらうのは、本当に久しぶり。
見ているだけでも夢が広がる・・のだけれど、家具もいろいろ、一生ものだなと思うとなかなか購入しようとは思えない。
何組か、お嫁入りする女性の家族連れの方たちを見かけ、今どきの嫁入り道具を弄っては、その重厚な作りと丈夫そうな高級感漂う大型家具に、しばし時を忘れ圧倒されていました。
価格も凄いけれど、親の思いはそれ以上、和やかな思いに包まれました。
結局、私たちは店内を歩き回り、まるでウォーキングしているような気分になって何も買わずに店を後にしました。
また暇をみてヤフオクでも覗いてみようかな。お目当てはテレビ置き台。


嫁入り道具というと、ほんの僅かだが憧れがある。
結婚前に生活を初めてしまった私たちは、嫁入り道具は要らないと親に宣言したのです。
私たちより先に、姉たち夫婦(長女と次女)がほぼ同時期に嫁ぎ、親元が大変だということを知っていたからでもあるのだけれど、先に自活していた私(三女)のアパートには整理ダンスもあったし、何せ家具を入れるスペースもなかったからで、それに広い所へ引っ越しする気にもなれなかったのです。
それでも鏡台だけと言って、母親に連れられ買いに行ったのだった・・かな・・配達されてきた日のことは覚えているのに。そうそう、忘れてはいけない母に怒られるかな、確か他に布団2組が送られてきたはずでした。


それでも私たちが大阪に来ることになって、姉がマンションに引っ越したのでクローゼットに収納がたっぷりできるし、収納家具はいらないからと、自分の嫁入りした時の衣装ダンスのセットを持たせてくれたのです。
まあ、お下がりということだけれど、私自身は肩身の狭さなど考えもしなかった性格なのに、今思うと多分見栄えの悪い家財道具が少し不憫だったのかもしれない・・などと思うと、涙がでるほど有難いことでした。
当時は自分たちで生活しているんだという自負があって、思い上がっていたところがあったのだろう。
遠い日の思い出話でした。


そうこう、書いているうちに大阪の頂上決戦、履正社大体大浪商に3対0で勝利しました。
今年は履正社が強い。おめでとう!甲子園出場。
これで涙の引退試合がひとつ終わりました・・悔いのない涙だったと思います。


読売新聞 日曜版
クロスワードの答え・・・・・ショッキダナ(食器棚)
数独の答え・・・・・2+6=8・・・8