雪国

hitto2011-02-01

1月行く、2月逃げる、3月去る、早いもので今日から2月。
札幌雪まつりはもうすぐだろうか?
あ〜、母親の命日が日曜の30日だったことをすっかり忘れていて、今朝思い出す始末。
毎日湯船に浸かっては一日の無事を母親に報告する習慣があるのに、こんな恩知らずな娘をどんな呆れた顔で天上から見ていただろうか。
ごめん、ごめん・・と写真立てに入っている母を指で撫でていた。


今年は日本海側だけではなく、各地で大雪を降らせ大人の身長ほどある雪が屋根に積もっていたりして、大変な雪の被害がアチコチで起きている。
除雪作業が間に合わない、落雪も恐い、家屋が潰れてしまう、自動車の立ち往生、電車の運転中止、もうどうにかならないだろうか・・と、雪国に暮らす人々の苦労は計り知れないと思う。
長い冬、雪解けの季節が巡ってくるまでジッと我慢、我慢。


雪の札幌に、旅行者を迎えたとき、札幌は大都会と認識しているのに「歩く人がまばらで少ないね」と旅行者が私に言い「なに?(心外だわ)」と、一瞬ムッときたのを思い出す。
何と返答したか忘れてしまったけれど、北国の人の交通手段は電車か車、歩く人が少ないのは当たり前だ。
長い距離を寒さに震え歩くならタクシーでも呼んで乗ってしまう。
この時期、無駄に外に出ては歩かない。
札幌は何処からでもタクシーが拾えたと思う。
関西は駅周辺にタクシーが集まり、私が住む住宅街ではまず拾えない。
タクシーを呼びたいのなら、電話を介してお願いするしかない。
私の街に住む人たちはタクシーを使わずによく歩く。
厳寒の人々は、気合を入れて外に出掛け、すぐ様暖かい所に移動しているのだ。
それに雪かきという作業は、歩く人の数倍は体力がいるだろう。