ニュージーランドで地震

hitto2011-02-23

連日の晴天、何事もなく春の訪れに気を良くしている。
エジプトが、リビアがと、今の日本じゃ考えられないような騒乱が起きている最中、日本では小沢さんの処分に菅さんが頭を痛め、一方で東京にパンダが来たと報じられ喜びに沸く、ナハハハ・・日本は平和だと思っていたら。
夕方、ニュージーランドの南島のクライストチャーチで、マグニチュード6.3の地震が発生したというニュースが飛び込んできました。
しかも23人もの語学研修の日本人学生らが被災し、いまも11人の方と連絡がとれないという。
崩壊したビルの瓦礫が映され、4階に設置されていた語学学校の看板が無残に下敷きになっているのが見える。
離れた日本で見ていた身内の方がたは、この光景をどう思われたのだろうか。そこに子供がいたとしたら、救出をまっているとしたら、いても立ってもいられない、身を切られる思いがしただろう。
自分の身に起きたと想像するととても怖くなる。既に65人の死亡者が出ている。
ニュースを見ながら学生たちの無事を祈ることしかできない。
早い救出と、どうか一人でも多くの命が助かりますように、これ以上の犠牲者がでませんように。


ニュージーランドは日本と同様、地震の多い国らしく、前年にも大きな地震があったらしい。
まさか、まさか、と思うことは何度もあるけれど、万が一にもこういうことが起きてしまうと、他人ごとではなく考えてしまう。
私の狭い世間にもニュージーランドに関わる人たちが少なからずいる。
子どもの友人にも留学生がいたりして、急に心配になる。
ニュージーランドにいなくとも、少し離れた地に住む知人や子供達のことを思うのは、いつも事故に巻き込まれないか、災害に合わないか・・と、自分の備えはとんと忘れて心配ばかりしてしまう。
遠く離れてしまうと祈りも届かない気持ちになってしまい、無意味に空を拝んだりしている。
みんなで肩寄せ合って生きるのは土台無理なこと、危険はそこいら中にあって、明日のことは誰もわからない。

不安な一日を過ごされた方たちに、心からお見舞い申しあげます。