巣立ち

hitto2011-07-21

台風6号が去ったのと同時に鳩の巣がもぬけのカラに、大量の鳩の糞だけを残していったい何処へ飛んでいったのだろう?
電信柱のてっぺんをいつものように仰いで見てもその姿は見えない。
きっと仲良く近くの公園か、神社にでも行ってしまったのだろう。
昨日はまだ子鳩は巣の中でピーピーと鳴いていた・・なのに、いきなり大空へ羽ばたくなんて。


鳩の親子を気づかって寝室のエアコンが使えないので、私たち人間の親子は今日まで、一台のエアコンで、ダイニングと和室に分けて寝ていました。
今時の節電対策としては、一挙両得の策とばかりに我が家の大蔵大臣の私は、ほくそ笑んでいましたが、どのくらいの省エネになったのかは来月のお楽しみ。
それよりも何よりも、ベランダの掃除が気掛かり。
土曜日にホームセンターに行って早速ネットを買って来なければ。
またここへ戻って来るのかな?戻って来て飛ぶ姿を見たいような、戻って来てほしくないような。

東京から帰り、いつもの日常のリズムがつかめない。
腰を庇いながらの仕事なので、何もかもがスローテンポ、内職も2倍の時間を要している。
この辺が内職もそろそろ(引退の)潮時かとも思うのだけれど、魁皇の言う最後の引き際だからと思っても、私はなかなか煮え切らない。
魁皇カッコ良かったなぁ。
魁皇のように清々しい気持ちで辞めたい。
仕事は好きじゃないけれど、少しは社会に貢献しているような気分になれるものだから、なかなか決心がつかない。
まあ、殆ど力にはなっていないけれど。
それよりその分、家の中のことに目を向けたほうが得策かも・・辞めろ、辞めろと簡単に言われてもねぇ。困るよね。

東京行きは、2泊3日のアッという間の日程だったけれど、その間じゅう、労わり続けられ、何だか有難いような申し訳ないような、こんなに労わられるとは思わなかったので涙が出そうなくらい・・というより、私は年寄りか!
いつもの我儘が出る前に先に言われると調子が狂ってしまう。
長男を同行したつもりがされていた。

しかし、それぞれが大人になったものだ。
姪っ子の赤ちゃんを抱く姿には母親の逞しさを感じたし、逆に姉のお婆ちゃんぶりには頼りなさを感じてしまっていた。
一人っ子の姪だから、子は逞しくいつの間にか逆転している。


東京の電車事情は、大阪と違い休日も満員覚悟と言われて乗り込んだのだけれど、7、8回乗車した電車は、どれも運良く座ることが出来た。
長男は私の前に立ち、降りる駅が来る度に「立てる?」と言ってくれて、自分の子ながら、「この子は本当に優しい子や」と思いながら、あの反抗期の面影が全くないことに気を良くしていた。
アパートの部屋の中も綺麗に整頓され、子どもの成長過程を見ることができたし、本当に東京へ行って良かった。
スカイツリーも遠くからだが見られたし、今度は上に登ってみたい。