スイスのトーマス・コーラさん、ありがとう!

hitto2012-04-04

春の嵐、午前中は嵐の前の静けさだったのか・・私はすっかり深夜の強風でとうに通り過ぎてしまったかと思っていました。
これなら甲子園で決勝が行えるだろうと楽しみにしていたのだけれど、全く(昨日は試合が)出来る状態ではなかった。
午後からの風が凄かった。
台風以上か、それに匹敵する強風や雨が地上に渦巻き音を鳴らしていた、朝を迎え外へ出ると、いろんなものを吹き飛ばし、いろんなものをなぎ倒していった跡がみられる。
今もまだ風が強い、今日の甲子園はボールが思わぬところへ飛ばされ、荒れるかもしれない。


火曜、水曜と、以前なら手仕事に追われて、思うようにパソコンの前に座れなかったけれど、私は晴れて自由の身の上だと、今頃になって嬉しさが込み上げてきている。
仕事を辞めて何か月も経過しているのに。これもフィギュアのお陰かな。


今まではやることの意味を見出せず、一日の時間経過を空虚なものと感じていたり、それこそ空きの巣一歩手前という感じでいたのだと思う。
それに震災、津波原発という大きな災害も、このごろは何処か遠くで起きたできことのように、鈍感になってしまっている。
まだ復興の進まない状況にあるというのに、あの恐ろしい気持ちを持続させるには、今の環境があまりに穏やかで馬鹿げたもので、テレビやラジオからも深刻ムードはゼロ、すっかり平和ボケしてしまった感がする。
何ごとも感心を持とうが持つまいが、たかが私一人の思いや呟き、何者にも影響を与えないものではあるのだけれど。

昨日の夕刊(読売)には、個人のブログが起こした奇跡のようなお話が、でかでかと掲載されていました。
「日本は安全」徒歩で縦断・・と、スイスのトーマス・コーラさんが紹介されていました。
日本よりも海外で注目されていて、5か月かけて日本列島を徒歩で縦断したというのです。
以前は旅行会社で日本方面を担当、原発事故後キャンセルが続き、遂には職を失うはめに。
なんという気の毒なはなしですが、今はそのことに感謝致します。
コーラさんは「日本の本当の姿を伝えたい」と石巻市でガレキ撤去のボランティアに参加した後、北海道宗谷岬からスタートして、鹿児島佐多岬まで、2900キロの徒歩の旅。
日本人との交流を書き込んだブログの反響が大きく、世界各国の方が閲覧しているとか。
今年2月に帰国すると、スイス、ドイツ、中国など5カ国の(後2国はどこなのかな?)新聞や雑誌、テレビなどで紹介されたそうです。


「日本はいまだに危険と思われている。旅の経験を通じて日本の安全を発信し続けたい」というお話でした。
観光庁からは感謝状が送られたそうです。私も、「コーラさん、ありがとう!!」
コーラさんのブログ
http://www.japanfenster.ch/japantrip/ja/


http://www.youtube.com/watch?v=po39LrbnlgY&context=C3ad63e0ADOEgsToPDskLpI3s-dJHiwTX8u-KZPanT

こんな風に、ブログを訪ね歩く時間が持てるという幸せ、今一度噛みしめて感謝し、彼に恥じない行動をしたいと思います。