ワシントン・ナショナル・ギャラリー展

hitto2011-10-12

日曜日、京都に行ってきました。
ラッキーなことに「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」のチケットを読売新聞に応募したところ当選したのです。

折りしも3連休の中日でしたが、高速道路はスムーズ、天気も上々で、京都へドライブできただけでも大満足。
ところが、市内はやはりそれなりの渋滞、京都市立美術館前は大混雑、人人人で溢れていました。


平安神宮前、岡崎公園は、京都学生祭典がちょうど始まるころで美術館前まで、配列に途切れるところがなく、囲うように何重もの人だかりができていました。

おどりコンテストも行われるようで、よさこいソーランのような出で立ちで全員がスタンバイしていました。
待つこと数分、さあ、威勢のよい踊りが始りました。
気持ちはワクワク、ずっと見ていたかったけれど、目的地はギャラリーなので、いそいそと美術館の方へ。

ちょうどフェルメールも開催中とあって、あちらは長者の列。
フェルメール人気の高さが伺えました。
ワシントン・ナショナル・ギャラリー展の方は待ち時間なしでスムーズに入れましたが、会場内の人気の絵画の前には幾十にも人の列ができていました。


初来日作品も多数あり、ルノワールやモネ、セザンヌゴッホと他にも有名な画家が大勢。印象派とポスト印象派の名画がずらりと並べられていました。
それらの絵画は、1860年から1890年あたり、約30年の短い間のもの。
こんなにたくさんの巨匠が、同時代に作品を生み出したというのが驚きでした。
恵まれた環境にはなかった画家も多かったはず。
豊かさは、必ずしも良い作品を生み出すわけじゃないけれど・・いつどこでという時代背景というのが見えてきたりすると興味深く面白い。
とくに洒落た洋服に近代化が進む鉄道とか、この時代のヨーロッパの様子が少し分かったような気がする。


何となく粗かったりする絵画、印象派が受け入れられるまでには、相当な時間が要したんじゃないだろうか。
チューブの絵の具効果で、屋外の作品が増えたことなど、絵画がより身近な存在になったのだと思う。
表現方法も自由で面白い。
ゆっくりと鑑賞できました。



京都へ向かっている最中に、ちょうどラジオからワシントン・ナショナル・ギャラリー展へ行った方のコメントが寄せられていて、「ゴッホの白バラを見ないで死ぬと後悔する・・」とか言っていて、「そんなことは、ないやろ」とその時には、ひとりつっ込みしていました・・・いやー!ゴッホ白薔薇が本当素敵でした。
売店に複製やコピーが沢山置いてあったけれど、実物は何ものにも変えがたい。